勇者と幼馴染に裏切られた鑑定士だけど、魔族の第三王女に「君が必要だ」と言ってもらえるし結果的に幸せでした。一方で勇者一行は連携が取れずにボロボロらしいけど、無能な俺が抜けたくらいで諦めないでほしい。
最終更新:2021/4/2
作品紹介
鑑定士のゼクスは、勇者パーティの支援職をしてきた。 だがある日、剣姫である幼馴染に魔物の囮にされた上、勇者からはパーティ追放を宣言されてしまう。 何もかもがどうでもよくなったゼクスは誰にも見つからない場所を求めて町を飛び出した。 その先でアルビノの少女を助けることになる。 追放される寸前に覚醒した生殺与奪を支配する魔眼を使って助けた彼女は、なんと魔族の第三王女だった。 「私には、ゼクス様が必要です」 誰からも必要とされなかった。 本当は誰かに愛されたかった。 そんな彼に差し伸べられた唯一の手を、彼は掴むことにした。 ゼクスが魔族の王女と手を結ぶ一方、勇者パーティには崩壊の兆しが見え始めていた。 これまでゼクスが回避していたダンジョントラップ、擬態するモンスターへの対処、素材の売買、ありとあらゆる面でボロが出て立場を失墜してしまうのだ。 これはたとえるなら、そう。 勇者パーティを追放された鑑定士が、魔族の第三王女と平穏を求める物語。 ※小説家になろう様で投稿中の『勇者パーティを追放された鑑定士、第三王女につきまとわれる』のIFストーリーとなっています。
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