眠りは優しいゆりかごの中で
最終更新:2019/7/5
作品紹介
何年も病室で過ごす日々を送っている友里は、今日も窓の隙間から流れてくる祭りの喧騒を耳にしながら、ベッドの上に身体を横たわらせていた。 「お祭り、行きたいなぁ」 そう願うも、最近では首を動かすのがやっとの状態。食事は摂れず、栄養は全て点滴によるもの。そんな身体でお祭りに行けるはずがない。だから内心では諦めていたのだが――。 とある夜、友里は見ず知らずの女性の訪問を受け、不思議な一夜を過ごすこととなる。 ※この小説は、遥彼方さん主催の「夏祭りと君」企画参加作品です。 ※「夏祭りと君」の「君」は、本作では恋愛対象などではなく「人生の中で重要な位置づけとなる人」という印象が強いものとなります。
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