一行ホラーファンタジー
最終更新:2018/6/21
作品紹介
そこは、郊外にある古い図書館だった。黒衣を纏った司書が一人いるだけの、カビと埃の廃墟の如き宮殿。 ある夏の日の午後、俺はずかずかと中に入ると、無人の広大なエントランスを突き進み、無遠慮にカウンターの司書に近づいて行った。 「ちょっといいかな? ファンタジー系のホラー小説を読みたいんだが、生憎時間があまりなくってさ。 簡単に読める、短いものがあるといいんだけれど、何かお勧めない?」 すると司書は、こくりと頷くと、まるで玉を転がすような玲瓏とした声で、こう語り出した…… 夏のホラー2018参加用作品です。twitterで書いたものなどをまとめました。短いのでお時間のあまりない方にピッタリです!
評価・レビュー
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