陽炎、稲妻、水の月

とある貴族の少女に「あなたをお婿さんにします」と突然一方的に宣告された平民の少年・スティーブンは、少女と結婚するため騎士となり爵位を得る決意（強制）をする。爵位を貰うためには王立学院に入り成績優秀者「七騎士」に入る必要があった。しかし、彼の年代にはよりにもよって「ビッグセブン」と呼ばれる規格外の「天才」たちが存在した。かなりの「秀才」止まりのスティーブンは劣等感をこじらせながら、気合と根性で正々堂々天才たちを引きずり落としにかかる。