世界救い終わったけど、記憶喪失の女の子ひろった
最終更新:2024/4/28
作品紹介
【第2巻発売決定!】2月20日発売予定 魔王倒した。世界救った。やることがねぇ。 引退し、片田舎の町で子ども達と遊びながらスローライフを過ごす勇者は、完全に人生の目標を見失っていた。 一方、共に魔王を倒したパーティーメンバーの女騎士は人々に好かれる領主に、賢者は王都で尊敬を集める魔術学院の校長に、死霊術師は各地を結ぶ運送会社を起ち上げ、それぞれ成功を収めていた。 そんなある日、彼は盗賊に追われていた一人の少女を助ける。 「わたし……自分の名前しか覚えていないんです」 「本当に? まあ、でも平気だよ。おれも、人の名前聞こえないし」 「え」 「あと、自分の名前も喋れないんだ。魔王からそういう呪い浴びちゃってね」 「え」 「でも、大丈夫だよ。なんとかしよう」 「何が大丈夫なんですか!?」 盗賊倒した。女の子ひろった。やることができたかもしれない。 ────これ、もしかしてまた冒険の旅に出なきゃいけない感じですか? ※この作品は小説家になろう様、ハーメルン様にも投稿しています
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