祝祭の開幕 ~抽象のパレイドリア~
最終更新:2020/4/12
作品紹介
精神の発する波「サイキック・ウェーブ」を応用し、人類を強制的に進化させんとするエランヴィタル・プロジェクト。 政府が極秘裏に進めた研究は、しかし利権を絡んでの内部抗争へと発展していた。 研究をとにかく推し進めんとする「主流派」、進化こそが新時代の幕開けとするカルト教団と結びついた「教団派」、そしてアメリカの介入を受けた「世界派」。 そんな彼らの研究は、民間人に薬を投与して強制変異させるなど、過激さを増す一方であった。 研究に巻き込まれた主人公は、やがて「主流派」や「教団派」との衝突から口封じの対象とされてしまう。生き延びるためには、思想の違いに目をつむり、残った「世界派」と手を組むしかない。 たとえ手段が非合法であったとしても、だ。 敵陣営の活動を委縮させるため、主人公ら「サイキスト」は反撃に出る。ターゲットを薬剤で変異させ、怪物として駆除するという方法で。 事態はすでに泥沼と化していた。
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