スキル「共鳴者」を持つ『荷物運び』は英雄を志す――クランを追放されたけど、幼馴染も一緒についてきてくれたので頑張ります
最終更新:2020/8/20
作品紹介
成人すると、誰もが「職業」を授かる。 戦闘職。生産職。事務職。様々な役職があるが、戦闘職しか冒険者になる事は許されない。戦闘職では無かったが、それでも冒険者になる事を諦めきれなかったアルトは、冒険者内でも忌み嫌われる、『荷物運び』になった。 幸運にもクランに加入することが出来、周りから白い目で見られようとも、がむしゃらに頑張り続けてはきたが、結局その努力が報われることは無かった。 理不尽な理由でクランを追い出され、何もかもがどうでも良くなっていた時に、彼の手を差し伸べてくれたのは、同じクランに加入する幼馴染だった。 この事をキッカケに、何故か幼馴染の身体能力が上がっていき、自分自身もまた段々と強くなっていく。 冒険者は只の通過点。その先にある、英雄になりたい、と言う叶わぬ夢を持っていたが、アルトはまたその夢を拾い上げる。 今度こそ、英雄になる為に。 一方そのころ、二人の脱退を契機に、何故かクランの雲行きは怪しくなっていく。
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