魔神になった少年　Ⅱ

　古代遺跡から目覚めた巨神ゴーレムの存在は、グランドール大陸の王達を一堂に会させた。 　世界の頂点で議論が繰り広げられていた頃、その遺跡からゴーレムを目覚めさせた張本人たちは、魔人の国『アルバラン』を目指していた。 　アルバランに到着してしばらく、『魔人』として活動を始めたシンと、『魔女』としての特異体質とどう向き合っていくか模索していたエマは、忙しなくも新しい事ばかりの日々を目まぐるしく過ごしていく。 　しかし、二人がアルバランを訪れたことそれ自体が運命であったかのように、長い間閉ざされていたクシュリカ文明の滅びの歴史が徐々に紐解かれていき……。 　※『魔神になった少年』はシリーズものです。 　　　http://ncode.syosetu.com/s1488d/