追放魔導士の英雄譚 土属性は役立たずの無能だとクビにされましたが公爵に拾われました。何?土地が痩せて大飢饉になったから戻ってこい?知りません、俺はもう公爵に忠誠を誓ったので一緒に反旗を翻しますね
最終更新:2021/11/22
作品紹介
「土属性は役立たずだ。王となった私の国には相応しくない!」 土魔法に適性のある魔導士ロシュは国王に無能と言われ、宮廷魔導士をクビになってしまった。 「なら彼は私がもらいましょう」 途方に暮れていた彼を拾ったのは、首斬り騎士の異名を持つ公爵であった。 先の戦争で武功を挙げた英雄として、領地をもらったレイナルド。 しかし、彼が治める領地は辺境の地。 しかも人が住めない悪魔の大地と呼ばれていた。 そんなこの地を開拓し、人が住める場所にするためにはロシュの力が必要だと公爵は言った。 ロシュは無能と呼ばれた自分を拾ってくれた公爵のために働くことにする。 開拓のために地味と言われた土魔法を派手に使って驚かれたり、霊脈を操作し土壌問題を解決したり、当たり前だと思ってしていた過去の行動を評価され感謝されながら開拓ライフをロシュは楽しんでいく! 一方、王国では作物が育たなくなったことにより大飢饉を迎えていた。 それもそのはず、ロシュが王国の霊脈管理を行なっていたからだ。 しかも国王たちは知らなかった。 ロシュこそが戦争を勝利に導いた影の英雄であったことを……! 荒れた王国と民の声を聞き、公爵は遂に反旗を翻す。 その側にはもちろん、影の英雄ロシュがいた! 縁の下の力持ちとして影ながら国を支えていたロシュが、その力を認められ、やがて歴史に名を残す英雄と呼ばれるようになっていく。 これは追放から始まる英雄譚。 ※タグにネタバレあり 追放モノの習作。わりとふわっとした設定で書いてます。
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