君に花を捧げよう
最終更新:2020/8/26
作品紹介
突如異世界に召喚された私は目が見えなくなっていた。それ所か記憶も曖昧で、己の名前すら思い出せない。 私を召喚したのは魔術師のソルトという男。 古びた遺跡で発見した魔法陣を解析中うっかり発動、召喚してしまったのだとか。 帰れるようになるまで、私はその世界で過ごすことになった。徐々に記憶を取り戻していくうちに、私はより帰りたい気持ちが強くなって行くと共にソルトを思う気持ちも大きくなってゆく。 陣が完成し漸く帰ることが出来るという時、私とソルトは互いを好きあっていた。 しかし、それでも帰りたい気持ちが優り私は帰還用の陣の中に立つ。別れ際、彼が持っていた花を見てある記憶を思い出した。それは、自分の身に起こったとてつもなく恐ろしい記憶だった。 帰りたいと願う私と、返したくないと思う彼との両片思い恋愛ファンタジー
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