秋津皇国興亡記
最終更新:2024/4/30
作品紹介
東洋の端に浮かぶ島国「秋津皇国」。 戦国時代の末期から海洋進出を進めてきたこの国はその後の約二〇〇年間で、北は大陸の凍土から、南は泰平洋の島々を植民地とする広大な領土を持つに至っていた。 だが、国内では産業革命が進み近代化を成し遂げる一方、その支配体制は六大将家「六家」を中心とする諸侯が領国を支配する封建体制が敷かれ続けているという歪な形のままであった。 一方、国外では西洋列強による東洋進出が進み、皇国を取り巻く国際環境は徐々に緊張感を孕むものとなっていく。 六家の一つ、結城家の十七歳となる嫡男・景紀は、父である当主・景忠が病に倒れたため、国論が攘夷と経済振興に割れる中、結城家の政務全般を引き継ぐこととなった。 そして、彼に付き従うシキガミの少女・冬花と彼へと嫁いだ少女・宵姫。 やがて彼らは激動の時代へと呑み込まれていくこととなる。
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