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作:担尾清司

輝鑑外伝ノ壱:80年目の復讐戦

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最終更新:2024/2/6

作品紹介

 かつて、有史以来一度も負けたことのない国があった。  その国はまるで神が守護しているがごとく、外敵の侵略を悉く跳ね除け、自分の国土を固持した。  そう言ったら信じる者はいるだろうか? いや、勿論その時代の人間の努力もある。  「天は自ら助くる者を助く」とあるように神のご加護だけで勝てるほど戦争は甘くはない。  元寇、黒船、日清戦争、三国干渉、日露戦争、第一次欧州戦争、シベリア遠征。  いろいろなことがあった。しかしその国は一度たりとて本土に夷敵の侵略を許したことはなかった。  そしてその国に今、最大の蛮夷が襲い掛かろうとしている―――。    その敗北を知らない常勝国、日本。  その日本は、今宵、遂に最強の蛮夷と戦わざるを得なかった……。    日露戦争のときも本当に危なかった。誰か一部隊でも脱落していたら敗北していただろう。  あれから四十年足らず。神通力もまだ溜まっていない。しかし、蛮夷が日ノ本のへと侵略を望む以上、それに対抗せねばならない。  日本は今、世界最強の人造国家と対峙し、それを打ち滅ぼさなければならない局面に達した。  果たして、大日本帝国は万世一系の菊の御紋を戴き、祖国を護ることが出来るのであろうか!?  そして、皇紀(神武天皇即位紀元)二六〇一年、遂にその時は訪れる……。  遂に大日本帝国は史上最大、未曽有の大戦争へ参戦することになった。  そこにあるのは栄光か、破滅か……。  三千年間一度も負けたことのない、神に守護された国が、史上最悪の人造国家と  マルクスとレーニンと毛沢東の歪んだ脳髄が生み出した狂気の結晶へと立ち向かう!  そして、さらに立ちふさがる今までの覇者、コーカソイド。  果たして日本は無事自国を護りきり、そして亜細亜の同胞を解放することができるのか?  そして舞台は、皇紀二六〇一年師走八日土曜日(日本時間)へと歩を進めるのだった……。

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