最強幻想使いの異世界魔術学園
最終更新:2022/4/26
作品紹介
両親を早くに失くし家族は兄妹二人になってしまった拓斗と百合華。 二人は両親の遺してくれていた遺産や親戚や祖父母からの援助で今日も平和に過ごしていた。 六年が経ち拓斗は十六歳の高校一年となり、通っていた学校の行事で二泊三日の宿泊学習が行われることになった。 拓斗や他クラスの生徒が乗ったバスが目的地に向かって走っていると、突然その進路を遮るかのように霧に包まれるという事態に遭遇する。 突然の事態に困惑する生徒逹。それを嘲笑うかの様にして霧の中から出てくる怪物。 見たこともない、本来存在しない架空の怪物が拓斗達は前に現れ恐怖に慄く。 それが現れた理由は、勇者と呼ばれるランダムに選定された特別な人間を呼び込む為に二つの異なる世界を繋げるため、そして実験の為という召喚側の勝手な理由から成った事だった。 そんな事も知らず突然の未知なる存在、見るものに等しく恐怖を植え付けた怪物―――魔物。 「このままでは、皆死んでしまう」と考えた拓斗は、独り残されることになる妹の百合華を思い、クラス担任に最期の言葉を遺し、伝える事を願う。 魔物から他の生徒や教師を守るためにバスから飛び出して走り出す。 決死の覚悟と命懸けの逃走劇、覚悟の先にあったのは、拓斗の魂に封印されていた力の解放だった。 始まるは最強の無双劇。 しかし、力を解き放つ事は同時に拓斗に苦しい選択を強いるものでもあった…………。
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