ずきんなしのレイチェル
最終更新:2020/10/1
作品紹介
オオカミ。 オオカミとは人を喰う化け物の事だ。一説では、オオカミは動物が突然変異したとも言われている。 オオカミは人間を餌と認識しているので、小さな村や町はよく襲われていた。全滅した村もあったという……。 ハンター頭巾協会。 オオカミを狩る専門の組織で、男のハンターはバンダナを頭に巻き、女は頭巾をかぶった。 頭巾にはさまざまな色があり、その中でも赤色は特別だった。 「私、赤ずきんちゃん。 オオカミと呼ばれる魔物を狩っているの」 「え?」 「赤ずきんちゃんはオオカミに食べられる? 馬鹿言わないでよ。 オオカミは……|狩るモノ《・・・・》でしょう?」 二十年後……。 「私は赤ずきんちゃん。 お母さんは伝説のオオカミハンターと呼ばれた初代赤ずきんちゃん。 お母さんみたいに私には鍛え抜かれた肉体も剛腕も無いから、銃火器を使ってオオカミを駆逐するわ……」 更に二十年後。 「許さない……。 お母さんや村のみんなを奪ったオオカミを……」 「私はレイチェル。 ハンター頭巾? 関係ない。赤いずきんも被らない……。 私は頭巾が無くてもオオカミはすべて殺し尽くしてやる」 カクヨムにも投稿しています。
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