道具屋の店主になりたかった～勇者になりたくない僕が伝説の剣を敢えて抜かなかなった結果、親友が勇者になりました。水を回復薬に変え商売繁盛させるも……どうやら、僕は【責任】を取らないといけないみたいです～

【この物語の結末は、誰も予想出来ない。】 僕は戦う事が嫌いだった。大人が束になっても敵わないほどの実力を持ちながらも、戦う事を愚かな行為と罵り、争いとは無縁になる様に生きて来た。 十歳になったある日、僕は両親に連れられて抜剣の儀式へと向かう。剣を抜いたら勇者として魔物と戦わないといけなくなる最悪の儀式だ。今は動物とさほど変わらない、だけど、魔王が復活したら動物も狂暴化し、動物達も魔物へと名を変える事になるだろう。 そんなのの相手、僕はしたくない。だから、剣を敢えて抜かなかった。 その結果がこんな事になるなんて……僕は今、必死に逃げる準備をしている。 ※カクヨムにも投稿しています。