蒼玉の瑕疵~それでも廃公子は呪われし令嬢に愛を告げる~
最終更新:2021/9/10
作品紹介
「僕がなんでこんな田舎に!」 廃嫡されたレイマンは地方の領地ナーゼルへと追いやられた。親や友人達の裏切りに心を閉ざしてしまうレイマン。 そんな彼の前に隣領ヴィーティン子爵の息女エリサベータが現れた。 レイマンは賢く篤実なエリサベータに想いを募らせ、彼女もまたレイマンと過ごすうちに彼の優しさや心遣いに恋心を抱くようになっていった。 その想いが成就し二人は婚約した。 当初は順風満帆であったが、エリサベータの前に『冒瀆の魔女』が現れ『冒瀆の呪い』を彼女にかけ顔を見るに堪えない醜くいものへと変えてしまった。 封建主義の根強い貴族社会で、致命的な汚点を背負ったエリサベータはレイマンの栄達の邪魔になってはと思い悩み婚約を解消し出家することを決意していた。その頃レイマンはエリサベータの呪いを解く術を求めて奔走していたが、その結果は絶望的なものであった。 エリサベータを諦めきれないレイマンは家督を捨てて彼女の元へと向かおうとする。その彼の前に美しき公爵令嬢アグネスが現れた。彼女はエリサベータとの呪いを解く方法を提供する代わりにレイマンとの結婚を要求してきた。その提案にレイマンは全てを捨てて呪いに苦しむエリサベータと共に生きるか、エリサベータの呪いを解く為に彼女を諦めるかの岐路に立たされる。 レイマンが選択するのは地位か愛か、美か醜か…… 果たしてレイマンとエリサベータは想いを遂げることができるのか? これは封建主義の強い大国で強く生きながらも、呪いによって引き裂かれた恋人達の苦悩と葛藤の中で真実の愛を求める美しくも切ないお伽噺的ヒストリカルロマンス。 ※ この作品は5万字ジャストのダイジェスト版の完結作品を掲載しています。 ※ アルファポリス、ノベルアップ+にも掲載しております。
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