サイキック・スレイヤー
最終更新:2021/12/6
作品紹介
人は誰しも心の中に怪物を飼っている。それらしい大義名分さえあれば、どこまでも冷徹になれるのだ——。 20XX年、舞台は超能力者が迫害される現代日本。 武本ヒバナは極貧アルバイト生活を送っていた。彼はいわるゆる「良い人」であり、殺人なんてもっての外。虫すらろくに殺せない人間だった。 だがある日、七海キッカと出会い、究極の2択を突きつけられる。「捜査官となって超能力者を殺す仕事に就く」か「今ここで死ぬか」。 良い人であるヒバナはどうしてもその場で決められず、温情で2日間の猶予を得た。 悩んでいる中、最愛の妹が吐血。医者に病気を治すためには高額の手術費用がかかると告げられてしまう。 ただでさえ貧乏な彼には、到底支払うことはできない。妹を救うために、残された選択肢はひとつしかなかった。 こうして、ヒバナは捜査官となることを決意。 超能力者を殺す超能力者として、働くことを承諾するのだった。
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