剥製屋事件簿その六<人殺しは見れば分かる>
最終更新:2016/4/26
作品紹介
神流聖(カミナガレセイ)は亡き父の後を継いで奈良県の山奥で剥製屋をしていた。 聖には「人殺しは見れば分かる」という力があった。人殺しの片方の手が、殺された人の手に見えるのだ。また聖自身の左手が出生時に死んだ母親の手だった。その手が目に入るのを避ける為に、子供の時から片手だけ手袋で隠していた。 10月の或日、鹿の剥製の過程でスケッチの為に、奈良公園を訪れた聖は、左手が子供の手、の四人の老婆に遭遇する。四人揃って子供を殺しているのだった。
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