神繭 ‐カムンマユラ‐ 神たる力を宿す繭は己の生きる意味を問う
最終更新:2022/1/6
作品紹介
神繭《カムンマユラ》は神の力をその身に宿す者のことである。 彼等は羽化することによりその力を行使するが――大人と子供の魅力を併せ持つ成人したばかりの神繭であるロルカは羽化したことさえない。 自分がなんの神の繭なのかも知らないまま平和に暮らしていたロルカはある日、成人を理由に隣村まで『冒険』に出るよう告げられる。 そんな風習があるなんて聞いたことがないなと首を傾げつつ、盛大に送り出されるロルカだったが――。 これはロルカが神繭として成すべきことを見付ける運命譚。
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