幻想のセラリウス
最終更新:2021/8/9
作品紹介
白の師団の候補生、アルル。彼女は白の師団の魔術師となるため、白の師団の総本部であるホワイトロックで研鑽の日々を過ごしていた。 そんなある日、ホワイトロックに黒の師団の軍勢が攻め込んできた。アルルは候補生ながらも民間人の避難誘導の為に戦場へと出る。そこでアルルはある快挙を成し遂げる。 しかし、白の師団の上層部はそのアルルの快挙を素直に喜びはしなかった。それにはアルルの出自と魔術師達の慣習が深く関係していた。彼女は戦争孤児であり、魔術師としては家名もなく後ろ楯もない。故に彼女は上層部から差別的な扱いを受け、同時にある物を彼女から奪い取ろうとした。しかし、彼女にとってそれだけは譲れないものだった。 アルルは上層部の意見と対立し、なかば強制的に無理難題を押し付けられた。アルルはそれを大人しく受け入れその無理難題へと挑むことを選んだ。 この選択が、この世界を左右する程の過酷な運命の始まりであることも知らずに……
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