神様は傍観者、だから僕が世界を救う
最終更新:2020/8/29
作品紹介
神の使徒。 それは神が創りし無数の世界を滅びから救う管理者を指す言葉。 白髪の青年ルイも、そんな使徒の一人であった。 数多くの世界を管理する彼は、今日も傍観者たる神に不満を抱きながら働く。 これはそんな彼が出会ってきた救済の、ほんのごく一部を切り取った奮闘記である。 【1章】魔王と勇者 100年ごとに魔王が誕生し、人々を絶望に染め上げる、そんな世界。 これまでルイは対魔王兵器たる勇者をあらかじめ育成しておき、魔王を誕生と同時に討伐させることで、世界を救ってきた。 だが異変は突然訪れる。 前回の魔王討伐から20年しか経っていないにもかかわらず、新たな魔王が誕生してしまったのだ。 当然勇者など用意しておらず、慌てて候補を探すも、選んだ勇者は育てていないので歴代最弱。 このままでは世界は滅ぶだろう。 この緊急事態を受け、ルイは勇者育成のために現地に舞い降りた。 果たして勇者の育成は間に合うのだろうか。そして無事に魔王は倒せるのだろうか。 妥協なき使徒たちの戦いが、今始まる。 【2章】 地獄巡り ある日、一人の使徒がルイの元を訪れる。 彼は仲間を助けるために、ルイに協力を要請した。 その依頼を受け、ルイはとある世界へと侵入を開始する。 依頼主、そして厄介者を引き連れながらの冒険で、ルイを待ち受けるものは一体何なのか。 いざ行かん、名実ともに“地獄”の冒険へ。
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