エーアガイツに永遠を -the undying legend-

「月の大災害」によってアルガット王国が半壊し、300万の命が奪われてから11年後の月暦935年。惨劇を生き延び17歳となった少年エーアガイツは、異能を操る戦士ダン・ディバルに襲撃されてしまう。 　11年前の「月の大災害」により死に対して病的なまでの恐怖を抱くエーアガイツは抵抗もできずに絶体絶命へ陥るが、全ての命が回避できない死という理不尽に対する怒りにより奮起。するとそこに、隻眼の剣士シュタルクとその娘シュネルが現れた。 　２人と協力して窮地を脱出したエーアガイツは、内戦さなかのアルガットを二分する２大公爵の片割れベルク・ジョニーから、月が落としていった「左腕の力」と呼ばれる異能と、その異能が世界の裏で暗躍していることを知らされる。 　死の恐怖を克服したいエーアガイツは彼らと共に戦うことを決意するが、巨大な海獣を操る謎の男が現れて事態は一転。月の大災害を引き起こしたのは自分だと主張するその男の正体を暴くため、世界中を駆け回っての大追跡劇が始まる！