ある隠れ家のような古書店には本以外にさまざまなものがある。 閉店間近ということでよってみると、「寿命1分」と書かれた化粧箱があった。赤札で、5万円が500円。 どうして売れ残っているのかと聞くと、「古書店に置いているのが問題なのかもねぇ」とぼそり。 それを、俺にくれるという。 寿命1分に、価値はあるか? 気が向いたので新作を書いてみました。
更新:2015/4/21
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けだるい午後の喫茶店。外は雨。 ぼくは……もうすべてがイヤになっていた。外は雨。 大学に飽き、将来への希望もやりたいことも見失い講義をサボって……。 「お客様。相席、いいですか」 雨を逃れて喫茶店に入る人も多い。店員が可愛い女性を連れてきた。断る理由はない。 外は、雨。 ただし、いつの間にか音が変わって緑になっている。カエルが降っているのだ。彼女はカエルは苦手らしい。 やがて、金が降り爆弾が降り……町が破壊された。 「もっといいものが降ればいいのにね」 「いいものって?」 問われた言葉に答える。 彼女は感謝して飛んでいった。 希望が、爆弾で破壊された町に降る。 ボクも、立ち上がる。 やりたかったことは何か、問うために。 他サイトに発表したことのある過去作品です。
更新:2014/10/31
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