【本編完結＋たまに番外】心を埋める

交際８年目の恋人・栄と暮らす尚人の悩みは、仕事で忙しい栄の態度が冷たいこと。セックスレスが１年続いたらひと晩だけ体の渇きを癒やす相手を探そうと思っていた尚人だが、家庭教師先の生徒の兄・未生に口説かれ心は揺れる。 仕事に追い詰められて心身のバランスを崩していく栄。複雑な家庭環境の中で歪んだ関係に救いを求める未生。そして栄への愛情と尊敬は代わらないまま未生にも惹かれていく尚人——。心を埋め、気持ちを押し殺して生きる三人の関係は迷い惑い、絡まっていく。 倦怠期アラサーカップル←生意気大学生の泥沼三角関係。よろめき人妻昼メロ風味、お仕事小説要素もあります。モラハラ、浮気、寝取られ、暴力的な性描写など含まれますので苦手な方はご注意ください。 本編は完結しました。現在は番外や、たまにスター特典などを上げています。 スピンオフはこちら（本編読後を推奨）→ https://estar.jp/novels/25838687 表紙イラスト：しちみさま（@73c0c0）※1ページ目に大きな画像あり --- 相良尚人（さがら・なおと）：研究者の道をあきらめ博士課程を中退した専業家庭教師。栄の冷たい態度とセックスレスが悩みの種。家庭教師先で生徒の兄である未生から体の関係に誘われる。 谷口栄（たにぐち・さかえ）：。弁護士一家に育ちＴ大法学部を卒業した自他共に認めるエリート官僚。整った外見に柔らかい物腰だが、実はプライドが高く内心では他人を見下しがち。激務に追われて精神的に余裕がなく、同居する恋人の尚人に八つ当たりしては自己嫌悪に陥っている。 笠井未生（かさい・みお）：Ｆラン大学に嫌々通う大学生。複雑な家庭環境の影響で歪んだ恋愛観を持つ。恋人との関係に不満を持つ不幸な人間を口説くことが好きで、偶然出会った尚人の寂しさを見抜いて体の関係に誘う。