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作:筆箱鉛筆

鈍金色のリリーフエース〜常勝球団で酷使されていた俺は、弱小球団のホワイト環境で無双する〜

 常勝球団ウルフェンズ。そのリリーフエースとして活躍する国奏淳也は、酷使されていた。  最強の打線を擁しながらも、様々なトラブルからウルフェンズのブルペンは崩壊。  今シーズンの球団の中継ぎ事情を一人で背負ってきた。  しかし、そんな彼にファンから投げかけられた言葉は、「お前がもっと抑えられたら勝ってたのに」という罵倒。  ――俺の頑張りは評価されないのか……。  そう項垂れる国奏の心に沸々と怒りが沸き上がる。  ――俺だってなぁ! もっと常識的な登板数なら、成績を残せるんだよ!  複数年契約? 高年俸? 引退後のポスト?  いいや、そんなものはどうでもいい。  彼が求めるものはただ一つ。  ホワイトなブルペン事情と、古巣への”恩返し”の機会。  これは、フロントには「あなたもう年だし劣化してるからいりません」と放出され、ファンには日本シリーズ敗退の責任を被せられた中継ぎ投手が、移籍先のまともな登板環境で無双する話である。  割とはっちゃけたタイトルですが、それなりに真面目に書いてるつもりです。多分。

更新:2021/7/28

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