慶長三年、太閤秀吉死去。 その情報が駆け抜け巡り、騒然とする大坂城内の一室に寝ぼけ眼の男が一人。 彼の名は毛利輝元。 大老と言う職責を担う輝元は、何とも茫洋とした表情で部屋に佇んでいる。 しかしその心中は、大いに困惑していた。 (何か気付いたら毛利輝元になってたんですけどー!?……あ、夢か。) 何と、毛利輝元が執務の合間に転寝をしている時、何の因果か遥か遠けし何処の世より一つの魂が放り込まれてしまったのだ! そして目覚めた輝元は……輝元となった魂は、今この時を夢と認識した。 しかし時代は風雲急を告げ、向かう先は関ヶ原。 毛利輝元となった魂は、この世をどう過ごし、何を為すのか。 動乱の時まで、あと少し。 2016/7/27 第十話で完結。
更新:2016/7/29
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