隣の席の彼を例えるならば、将来有望なCランク冒険者といったところだろうか。よく日に焼けた肌に鍛えられて引き締まった身体、キリリとした目元に緩やかに笑みを浮かべる口元。あまり喋らないが意外と笑う。頼れる兄貴っぽいが、侮れない。そんな威圧感というかオーラがある。けれど、私は知っている。彼の正体はただの学生だ。たとえポケットから古びた銀貨が落ちようと、机の上に見たこともない植物の実が転がっていようとも、私と同じただの学生なのだ。多分。ところで、その彼と図書委員をやることになったのですが大丈夫なんでしょうか。(サイト掲載作品の改訂版です)
更新:2014/10/23
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