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@オノログ

敵はカリスマ。偉大なるもの。正義を屠るか、土に還るか。

5.0
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その計画は、陽の目を見ないはずだった。「先天的に作る。それが私たちの研究のコンセプトです」


――彼女たちは、『設計された生』を享けた。


かつての英雄バーンズが、故郷を地獄に墜とすまでは。「よって我々は! アメリカ政府に宣戦を布告しよう!」


――狂える故郷。燻る乱世。


未だ再興の道半ば。「『リ・アメリカ連合国』をここに建国する!」


――敵はカリスマ。偉大なるもの。


街に溢れる暴徒たち。「フォーエヴァ、ヴィック!」


――決死の任務。


「バーンズは爆発的な感染力を持つウイルス兵器を」


――刹那の命。


「島全体が生きていると言っても過言ではない、『生ける島』」


――手にした生の見返りは。


出撃せよ。「作戦開始は明後日二〇〇〇」

生き残れ。「こんなはずじゃなかった」

辿り着け。「作戦を完遂するか、死ぬかのどっちかだ」


――正義を屠るか、土に還るか。


緑の魔窟。「都市伝説かよ?」

命の修羅場。「もう気づいたらしいな、おれ達の侵入に」

生き延びた先に敵が待つ。「もう一度、君と会いたかったよ」



◆サヴァイヴ・アライブ ―殺戮人形の矜持―◆



光を見るか、淵へと沈むか。いずれ死線の向こう側。

中村尚裕

登録:2021/9/18 22:08

更新:2021/9/18 22:07

こちらは中村尚裕さんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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