【感想です】
意外性のある物語だなと感じた。初めは、とても暗く主人公の辛い人生の話しなのかと思いきや、意外と明るい物語。
つまり、彼は邪眼のせいで何度も辛い転生を繰り返してきた。転生に関しては、物語のなかで誰もが出来ることなのか一部の者が稀になるものなのか。それとも、転生はするけれど前世の記憶を持つものが稀であるなど、設定によっても変わって来るだろう。
もし、前世の記憶を持たないことが常ならば、異質な目で見られるだろうし。それ以前に成長が止まってしまうというところで異質な目を向けられていたのかも知れない。偏見や差別がどれほどに人を傷つけ追い詰めるのか、想像に難くない。ましてや親にすら見捨てられたり、殺されそうになったなら誰も信じることができなくなるだろう。人と関わりたくないと思っても、転生してしまうのであれば地獄でしかない。
だが今回の転生で、彼には光が差したと言えるのではないだろうか?
4話まで読了。
産まれる国を選べなかった主人公は恐らく初めて東洋の地に産まれたのだろう。そこではきっと、今までとは違う国民性を持った人々が暮らしていた。彼は初めて人の優しさや、暖かさに触れたのかも知れない。
更に、自分の秘密について真実を知ることとなる。これが彼の人生にどんな幸運をもたらすのだろうか? 続きがとても楽しみな物語だと感じました。
登録:2021/9/19 15:08
更新:2021/9/19 15:05