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ハレルヤ!ダナン

5.0
2

流星はプロのシンガーだったがヒットが続かず、失意のうちにダナンで旅行代理店を営む姉のところへ逃げ込む。そこで……ボーイミーツガール。

まあかわいらしくぎこちない恋愛が始まるのだが、浜辺で、カフェで、チョコレートやで、アミューズメントパークで……ロケーションがいちいちかっこいい。

とても映像的(変な言葉だがいい言葉が思いつかない)な文章で、読者もダナンの町にいるような気持ちになる。ついでにかっこいい、かわいい誰かと一緒にダナンの町を歩きたくなる。

もちろん最後には「大団円」という言葉がふさわしい華麗な幕引きが用意されている。

誰か映画にしてくれないかなあ……。

しのき美緒@BEKKO BOOKS

登録:2021/12/25 01:38

更新:2021/12/25 01:27

こちらはしのき美緒@BEKKO BOOKSさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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