ハイティーン少女の恋バナは苦手です。だってオジサンとなった私から、いちばん遠い世界線だもの。
作者「地平線と紫色の月」さんの描いた情景は、もう入り口からキラキラしてて、読み進むとキラキラどころかピカピカで、「おじさん目を開けていられない!」という状態でした。
ACAL(エブリスタで自主開催のアドベントカレンダー2021企画)参加作品の中で、いちばん世界観が近いのは氷堂出雲さんの作品でしょう。読み比べて、作家によって恋愛の捉え方、描き方がこんなにも違うのかと驚いています。
ひとつ挙げるなら、「冬の花」の方がストレートに「恋」を追求している分、情感が鮮明に描かれていると思いました。
何がどうなるかは、皆さまがその目でお確かめください。
微笑ましい作品です。
※ 作品は文句なく面白いが、評価は4.5とさせていただいた。
作中にどうやら手作りの、「お手製 打ち上げ花火」が出てくるのだが、市販の花火を改造することは法により禁止されていて、刑事罰もある。何より危険だ。その分を-0.5とした。
登録:2021/12/26 00:18
更新:2021/12/26 09:16