ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

あまねく人にクリスマスを

5.0
0

アドベントカレンダー2021(※1)のラスト、クリスマスイブを飾るに相応しい、心やさしい作品です。


作中の架空の村は、生まれついての貧富の差や職業的階級のある世界。それはコロナ禍や貧困、家庭の問題など様々な理由で子ども同士の繋がりが断たれる今の社会を反映しているかのようです。


その中でクリスマスイブに起こるささやかな奇跡は、より大きな奇跡のきっかけとなりました。与えられた奇跡よりも、自分たちに何が出来るかを考え、努力して掴み取った奇跡のほうが、よほど素晴らしいものでした。


この作品には、「人は他者と繋がって生きるもの」や、「未来を切り拓くには行動を起こさなければならない」、などいくつものメッセージが散りばめられています。

昔話やファンタジーの体を借りつつも、現代の、とくに子どもたちへと向けたメッセージはきっと、読者の心を打つでしょう


ぜひ、ご自分の目で確かめていただきたいと思います。


はやくもよいち


※1 しのき美緒さん企画のアドベントカレンダー小説版 on エブリスタ

  11/28から12/24まで、27名の作家が毎日、一作ずつ順番に新作を投稿しました。

  詳しくは、下記リンクを参照してください。

  https://estar.jp/novels/25879925

はやくもよいち

登録:2021/12/28 16:48

更新:2021/12/28 16:53

こちらははやくもよいちさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

同じレビュアーの他レビュー!!

確保できません!

まるでアイディアの玉手箱(ジャックポット)や!!

 ネタバレなしで。  他の方のレビューにあるように、豊かな発想とリアリティを持たせるための細部の作り込み、そしてよい子たちのイメージを壊さないための配慮など、書き慣れた作家による熟練の技を堪能できる一作である。  おそらく一から始めたのではなく、日頃から考えてストックしていたメモを使用したのだと思うが、これだけのネタをここで使っていいのか? と思わせるほどの大盤振る舞いは、作者のホスピタリティがいかんなく発揮されたものだろう。読者に楽しんでもらおう、というサービス精神に溢れた極上のエンターテインメント。  四畳半がどこまでも続いていたり、大阪城の下にもうひとつ国会議事堂が存在する小説のごときホラな世界観(いい意味で!)は、私の最も好むところだが、共感してくれる方々も多いことと思う。  クリスマス本番前に、ぜひ読んでいただきたい作品だ。 補足:  しのき美緒さんによるエブリスタ上の企画、「アドベントカレンダー2021☆」の一作である。 上記の内容でエブリスタ上にレビューを上げたところ、作者からコメントをいただいた。 私は驚いた。その中で、「ネタはほぼストック切れ……今回は一から作りましたw」との一節があったからだ。  よほど周到に下調べなどの準備をしたと思っていたのだが、当てが外れたようだ。えふえふ氏は余程たくさんの引き出しをお持ちに違いない。ネタは尽きても、手練れのスキルは冴えわたっている。  楽しい作品を読ませていただいたことに感謝したい。

5.0
0
はやくもよいち