作品紹介
ある日を境に『予知夢』を見るようになった。 いつからか、なんて覚えていない。本当に気付いたら。 だけど面白い未来が見えるわけでもなく、いつもの登校風景や友達との会話などの興味のない未来ばかり見る。たまに抜き打ちテストの未来が見えて助かるぐらいだ。 そんなある日、俺の彼女――清水未来が死ぬ夢を見てしまい……~作者作品より~
読みます企画ご参加で、1万文字までのお約束でしたが、最後まで読ませて頂きました。
ほのぼのとした日常の中に入り込んでくる予知夢。テストの内容が先にわかるお役立ち情報だけだったら良いのですが、作品紹介でもあるように彼女が死ぬ夢を見てしまう。それを回避すべく主人公は……。
まさかの落ちに、この作品のジャンルがSFであった事を思い出しました。
正直SF作品は、とっつきにくくてあまり進んでは読まないのでですが、今作は、無理やりな設定や世界観の押しつけがなくスルスルと読むことができました。
ほのぼのとした日常。少しずつ進む二人の関係が物語の中心で、穏やかな作風。だからこそ最後の衝撃が大きく感じるのだと思いました。
登録:2022/10/15 17:00
更新:2022/10/15 16:51