これは、魔法が当たり前に使える現代社会において、一才魔法の使えない少年が、自身の失くした記憶の中にある少女と“再会”することによって、本来の自分と本当に望んていた居場所を取り戻す物語。 ヒトの社会に馴染めず、かといって今の自分を認めてくれる仲間たちにも恩義がある。 ただ純粋に“強すぎる”少年は、それゆえに悩み、葛藤する。 「──俺は、どうしたい?」と。 ・あらすじ 魔法が技術として普及した現代。半年前より以前の記憶を失くした少年シュウは、⾃⾝の常軌を逸した⾝体能⼒や、万物に宿るとされる魔⼒が⼀切無いことに悩みつつも、⾃分を保護してくれた公安の駿河秀⼀(するがしゅういち)、⽣駒狗貌(いこまくぼう)と共にテロ発⽣の可能性がある朝凪市へと赴く。 シュウ達の活動虚しく勃発する反魔術師至上主義者のテロ事件を追う中、シュウは一人の可憐すぎる少女に“再会”するのだった。 失った記憶。 ヒトに馴染みきれない自分。 希薄すぎる居場所。 シュウは戦いの中、自分自身の存在が何か問いながら、それを見つけることとなる──。 超高速バトルファンタジー新訳版、開幕。~作者作品紹介より~
序章から繰り広げられるバイオレンスアクションの迫力は、グッと物語に引き込む力があります。
アクションシーンの恰好良さと迫力は、ななかなか読み応えあり!
フクザツな設定も地の文に上手く組み込まれ、違和感なく読み進めることが出来ます。
緩急の効いた構成も巧みで続きが気になり、つい次のページをめくりたくなりました。
個人的にはすごく好きな作風で、もっと評価をされても良いと思いました。
登録:2022/11/5 14:01
更新:2022/11/5 12:33