ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

検索条件

Episode42

Page470

条件をリセット
詳細条件で探す

書道とは死ぬことと見つけたり(仮)

「葉隠」論考

本作のお題目としても掲げられている「葉隠」の引用について少し。 『武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり』 この言葉を残したのは佐賀鍋島藩士・山本常朝なる人物で、祐筆であったとされることからも本作との数奇な縁を感じずにはいられない。 彼が「葉隠」を執筆したのは(実際には山本の口述を、同藩士・田代陣基が書き記した)江戸時代中期の頃。世は太平の時代となり、徳川幕藩体制も八代吉宗の政権へと移り変わり、武士の生活も目まぐるしく変わっていった頃である。 戦争がなくなり武士のアイデンティティは大きく失われ、士農工商の身分制度で最上位にありながら生活には困窮し、町人(商人)に金を借りてやっと暮らしていたような当時の世相に、憤りを感じていた山本常朝が、武士が華やかだった時代を再び取り戻さんとしてつづった心得がかの「葉隠」である。 しかしこの山本常朝という人は、元来、身体が弱く、武の人ではなかった。 また当時の佐賀鍋島藩は、全国でも先進的な改革として「切腹禁止令」を発布。 武士が命をかけて主君に仕える時代はすでに終わっていたのだ。 このことが山本常朝という人に「武人として死すこと」の強烈な憧れを抱かせてしまった要因であると言われてる。 これに呼応してしまったのがかの三島由紀夫である。 先の大戦で、桜の如く、見事散ろうと心に決めていた三島だったが、身体が弱いため軍隊には入れず結局生き残ってしまったという「殉死」へのコンプレックスがあったのだ。 このふたりと本作の花川毅山はどこか似ている。 「死」への妄執と、己が掲げる理想像に世間を巻き込んでしまうところだ。 「葉隠」はときに馬鹿にされ、ときに利用されてきた思想である。 花川毅山には、どういった運命が待ち受けているというのだろうか――。

5.0
0
へべれけ/真野てん

最近の「いいね!」

小説家になろう恋愛連載:66話完結

【完結】セクハラ貴族にビンタしたら社交界を追放されたので、田舎で人生やり直します。~一方、そのころ王都では~

難アリ家庭から逃げた先で努力し幸せを掴む物語

親の歪んだ教育方針により世俗に疎くすれていないヒロインのため色々とおぼこいが、助けてもらった先の家で色々と教わり、『自分』を出せるようになっていく変わりようが良かった。こういう、若干テンションのおかしいヒロインは好き。 ヒーローも少々珍しいタイプで好ましかった。 さくさくとテンポ良く話が進むため、じれじれな恋愛ではあるがイラつくほどの長さではなくニマニマと過程を楽しめた。悪党が断罪されているのもよき。 軽めですっきりと読了できる作品だった。

小説家になろう恋愛連載:30話完結

薬師の魔女ですが、なぜか副業で離婚代行しています

恋愛ジャンルになっているが、他者の恋愛に絡んだことを仕事としている物語でヒーローとヒロインの間に恋愛は始まっていない(今後もしかしたら始まるかもしれない? というような匂わせ雰囲気で終わっている)ので、ジャンルタグつけが間違ってる訳ではないが求めていたものとは違う……という複雑な読了感だった。 物語自体はさくさくとテンポよく読めて悪くなかったので、恋愛ではなくファンタジータグであれば気持ちすっきり終えられたのになあ……と思った。

小説家になろう恋愛連載:154話

絶対呪ってやるからな!【番外編更新中】

暴走沸騰系女子・メイジーによる!拳で☆母を探して。 第一の手段候補は呪いのモトを手に入れる事から

下町で元気に給仕に励む母子家庭の子メイジーは、サバサバした赤毛美人。だがある日突然、下町を謎の高級馬車が走り去った後、家の部屋は血だらけで、もぬけのから。どうも母は攫われたらしい?メイジーは誓う。絶対許さない!下町の隣人たちの諫言をお供に、ちょっぴりニワト…たんじゅ…激怒したメイジーはノンストップで暴走を始める。貴族にツテ?下町にあるわけないじゃ無い!そんな時は呪いがマストって聞いたわ!材料を取りに行くわよ!← これは、たいがい拳で解決しようとする(注・うら若き女性です)メイジーをひょんな事で知り合った美麗な兄と妹が必死に止める?物語。 竹を割りまくってもうスパーン!スパーン!言ってそうなメイジーが爽快。 悩んでる事が小さくかんじる…よしがんばろ!と思わせてくれる、ストレスが飛んでいく小説です。2024年3月中旬の更新ここ数話で、お母さまと再会した今が読み始めるチャンス!