ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

検索条件

Page138

Query全て

評価:5

条件をリセット
詳細条件で探す

大正永劫怪奇譚

がっぷり四つストロングスタイルの大正浪漫

 大正期の日本を舞台に、資本家の男性が不可解な事件に巻き込まれていくお話。  大正浪漫、いや『浪漫』という華やかな感じではないので実質ただの大正というか、とにかくおどろおどろしい話でした。ホラー、あるいは怪談のような伝奇のような。タイトル、キャッチ、紹介文の時点ですでに雰囲気バリバリ、本文に入ってさらに倍という、この徹底っぷりが印象的でした。  いつまでたってもお嫁さんのお腹の中から出てこない赤ん坊と、ひとりひとり存在ごと消滅していく友人たち。その謎を解明するというか、この邪悪でおぞましい何者かの根源に迫るため、猟奇的な曰くのある離れ小島へと向かう、というお話の筋。  ひたすら不気味な出来事ばかりが起こる中で、とどめとばかりに雪崩れ込んだ第三話の展開が特に好きです。あの孤島の、次々目の前に広がる悪夢のような光景。その描写が非常に鮮烈で印象深く、たとえ夢でも行きたくないなと心底思いました。  夢と現実の混じり合う世界で、おぞましくも圧倒的な怪異に翻弄されるようなこの感覚。古い時代に特有の不気味さというか、独特の雰囲気にとっぷり浸らせてくれる作品でした。

5.0
0
和田島イサキ

アンドロイドはただ人間の夢を見るか

感情の鉄砲水一発で吹き飛ぶあまりにも脆く頼りない理性

 人間と同様の感情や記憶を処理するだけの知能を備えたアンドロイドの、お仕事中の考え事もしくは雇い主との対話のお話。  濃かったです。こういうのはピタッとハマると本当に効くというか、作者の手のひらでころんろころん転がされたような感じが最高でした。いや誤読も多分に含まれてるかもわかりませんが、でも自分が楽しんだので気にしません。こういうお話はガッツリ胃もたれ起こすくらいが一番好みです。  ジクジクこちらの内側を溶かしてくるかのような、毒みたいな絶妙な邪悪さが本当に意地悪で大好き。主人公の強引な断定っぷりや言い訳くさいところにいちいち共感してしまって、いやこれは因果が逆というか〝共感してしまったからこそそれがそのように見える〟というもの、つまりは完全に自分の映し鏡として読んでいるわけで、とどのつまりは踏み絵です。だいたい同族嫌悪みたいなもの、自分の嫌なところを勝手に他人に重ねる行為。彼女に対して覚えた引っかかる点が、そのまま減衰ゼロで百%自分のところに返ってきて、つまりノーガードの殴り合いをしているつもりがただ鏡に向かってパンチを繰り出していた、この踊らされてる感(勝手に踊ってる感)の気持ちよさといったら。  そんな自分本位な読書をやめられない自分と、主人公の袂が分かたれた第一話終盤。客観的な状況としても事件性の高い展開。よかった自分ならさすがにここまではしないもんね、と、そう思えたらどんなに楽だったか。むしろ逆で、結局何ひとつ行動に移せない口先ばかりの自分を浮き彫りにされたみたいな、そんな寂しさと悔しさがとてもたまらん感じの作品でした。濃かった!

5.0
0
和田島イサキ

スワイパー・セヴン

異質な設定の裏から突き刺してくる、ある種暴力的なまでの物語性

 格闘技にも似た過酷なショーに身を投じる『スワイパー』、そのトップランカー集団である『スワイパー・セヴン』のひとりであるところの主人公が、マネージャーの女性との最後の日々を過ごす物語。  すごいものを見ました。すごかったことは間違いないのですが、でも読み終えてなお脳がその内容を受け止め切れていません。なんですかこれは……どうしてこんなものが書ける……。  どうしても設定の部分に目が行ってしまうというか、どう考えてもいけないお粉とかを嗜みながら書いたとしか思えない設定がそこかしこに散乱しているのですが、その実このお話の核はただどこまでもまっすぐな青春物語というか、ゴリッゴリのディストピア小説です。  それも肝心のディストピア要素はほぼ単語レベルでしか触れられていないのに、その世界に生きる人間のどうしようもない苦悩と葛藤を、擬態という行為に仮託しながら見事に切り出してみせる、その手際の鮮やかさと嘘のなさ、物語から絶対に逃げようとしない姿勢のようなものが、もう凄まじい勢いと威力でこちらの顔面に飛び込んできました。すごすぎる……終盤なんかはもう肌が粟立ちました。なんなのだこれは……。  凄まじいです。なにしろ必要なものほど説明がなくて、なのにそれでも(だからこそ)わかるんです。作中三箇所にただ登場するだけの『廃棄物』という単語と、あとはマネージャーの彼女の選択と決断だけで、主人公が最後何に慟哭しているのかわかる。この「わかる」ことの気持ちよさ、物語のエッセンスをそのまま原液で注入されたみたいな凶悪さが、もう本当になんというか「殺す気か」という感じでした。死ぬかと思いました。いやもう、本当に面白かったです。すごいよ!

5.0
0
和田島イサキ

大崎町ハッピーライフ

静かな田舎で憧れのスローライフ

 長閑な田舎の町で念願のひとり暮らしを始めた人が、でも突如発生した不思議な自然現象に悩まされるお話。  綺麗にまとまったSFショートショートです。本当にきっちり過不足なくまとまっているというか、サゲの部分まで読んだ瞬間すとんと腑に落ちる、納得感のようなものがとても心地よい作品でした。逆説、このワンアイデアがぴたっとハマる感覚がショートショートの魅力そのものなので、どうしても内容に触れられないのが困りどころです(ネタバレになるので)。  というわけで、たぶん本筋からは大幅に逸れた感想になってしまうのですけど、『自然がいっぱいの静かな田舎』の書き表し方が興味深いです。冒頭、主人公の目から見た田舎のいいところがたくさん語られているのですけれど、でも二話目冒頭、それとは真逆の方へと向かっていく町そのもの。なるほどさもありなんというか、当の自治体や商工会からしてみれば、自然がいくらあったところでただ不便なだけで何にもならないというこの現実。それぞれの思惑が噛み合わないというかぶつかり合うというか、このうまくいかない感じがほんのりやるせないお話でした。

5.0
0
和田島イサキ

吸血族討伐軍第一隊予備学科-浅海潔と義弟と紅茶-

兄弟間の複雑かつ熾烈な感情

 ナイトウォーカーと呼ばれる吸血鬼のような種族の跋扈する世界、対ナイトウォーカー専門の軍人を養成するための兵学校に通う、名家の優秀な兄弟のお話。  わくわくする設定がてんこ盛りの現代ファンタジーです。吸血鬼にそれを討伐する人間の部隊、およびその隊員を養成するための特別な学校に、優秀な隊員を輩出してきた歴史ある名家。ちなみに主人公はその名家の二兄弟のうちの兄で、全校生徒の信望も厚い優秀な生徒会長という、この出し惜しみのなさが嬉しい作品でした。はっきりしたエンタメ性、それもどう楽しませたいのかの方向付けが明確な作品は、それだけで素晴らしいものだと思います。  お話の筋はやはりナイトウォーカー(吸血族)の討伐、学生に擬態し学内に潜入したそれを、密命を受けた主人公とその弟が調査・発見して駆除するまでの物語です。なのですが、でも実質的な本筋というか本命というか、このお話の肝は主人公とその弟、彼らの微妙な関係性とそれゆえに生じる複雑な感情にこそ存在します。  表向きの顔と本心に落差のある主人公。彼がその弟に対して向ける憎悪あるいは嫌悪のような感情は、一見屈折しているようでいてその実どこまでも単純というか、とにかくなかなかに凄まじいものがあります。ネタバレになってしまうため詳しく書けないのが残念ですが、最後なんかはもう非常にたまらんものがありました。自尊心に強い敵愾心、そしてそのまま殺意になるほどの劣等感。それらが男同士の関係性の中にみっちり詰まった、そういうのが好きな人をまっすぐ刺し殺しに来る作品でした(殺されました)。

5.0
0
和田島イサキ

ネイキッドヒーロー

たぶん世界で一番かっこいい全裸

 すっぽんぽんの英雄がその知恵と勇気で村を救うお話。  主人公が素敵です。常人にはない特殊な能力を持っているのはもとより、単純な身体能力や頭脳においても非常に優秀、なのにそれを鼻にかけることもまた奢ることもなく、とにかくただひたすら格好いい、格好いい男の、そのはずなのに……どうして……。  いや実際別に何も悪くはないんですけど、でもどうしても笑ってしまうというか。全体を通じてものすごくシリアスなお話で、そのうえ主人公はただただ英雄としての仕事しかしてないのに、でも二話目がというか、二話目のそこだけが。いや本当、どうしてこの主人公はこんなにも頑ななのか、長老の苦悩や気遣いがはっきり手に取るようにわかってしまう、その感覚だけでもうおかしいのが本当にツボでした。  と、この説明だとなんだかコメディ作品のようですが、でも実際はかなり大真面目な現代ファンタジーです。特殊な能力を駆使して絶体絶命の危機を救う男の物語。詳細についてはここでは述べませんが、きっちり組まれた設定というか、伏線の貼り方と回収の仕方が丁寧で好きです。いや本当に問題解決のギミックがものすごくしっかりしていて、だからこそ読み終えた今はなおのこと、二話目のそれが強く思い出されてしまうのですけれど。  なんというか、一粒で二度おいしい感じ。どうせ全裸になるならこんな全裸がいいなと、そう思わせてくれる素敵な全裸でした。

5.0
0
和田島イサキ

僕は光より速い風

誰かに恋をした人の世界

 何にでもなれる力をもらった主人公が、美々ちゃんを陰ながら手助けする物語。  恋のお話です。おそらくは毎朝繰り返されているのだろう、日々の習慣をそのまま切り取って活写したような内容で、とどのつまりは恋する少年のほのぼの日常ものです。なのかな。ほのぼのどころか明らかに大冒険してるような面もありますけど、でもこの程度の大冒険は実質ほのぼのの内というか、恋してる人の毎日なんて冒険してるようなものだとも思います。  もう本当、読んでてとっても気持ちがいいです。「うっ」てなったり、引っかかったりするような感じがまったくない。なんでしょうこの優しさ……文章が柔らかくて読みやすくて、書かれていることが前向きで勢いがあって、登場人物の言動が瑞々しいのは間違いないんですけど、それにしたってここまで心地いいものでしょうか? なんだか『物語の内容』というよりも『主人公の体験』をそのまま浴びたような気分で、するすると一気に最後まで読んでしまいました。  作中に出てくる文章を引用しますが、 『それは美々ちゃんがくれた力だった。つまり僕は、美々ちゃんを好きになったのだ。』  ここが好きです。このお話の内容をそのまんま表したかのような。力をもらうことが「つまり」で好きになったことにつながる、この考え方とこの世界が本当に好き。うまく説明できないのが悔しいんですけど、ぐいぐい前に拓けていくエネルギーと優しさに満ちた、とても気持ちの良い物語でした。あとテーマというかタグにもある『擬態』的には結びの一文が最高に好きです。

5.0
0
和田島イサキ

恋愛感情は甘美の味

一目惚れからノータイムでストーカー化する純情少年の軌跡

 ある日クラスメイトの女子に一目惚れしてしまった男子高校生が、一瞬でストーカー化した挙げ句どんどんエスカレートして大変なことになっていくお話。  ジャンルは恋愛となっていますが(そして確かに恋愛以外の何物でもないので大変説得力があるのですが)、でも普通にホラーでもなんの問題もないんじゃないかってくらいものすごいです。迫力が。いや実際序盤はまだそんなでもないというか、やってることは明らかにストーカーなんですがでも当人の思考が妙に冷静というか、暴走しているのは行動だけで意識はしっかりしているような、その感覚がなんとも奇妙で癖になります。  この主人公、直接アプローチしないのは「自分が彼女の人生に関わることで彼女の価値を下げたくない」という理由で、つまり自己評価がものすごく低いように見えるのですけど、でも同時にいらんところでポジティブなのが面白いです。  というのもこの彼、友人の軽口により自分がストーカーであると自覚した瞬間、一切の迷いなく「だからなんだ」と受け入れてしまうんです。それ以降は自分でもそのつもりでストーキングしているというか、もうほとんど居直り強盗みたいな状態。そも片思いって苦しいものだと思うんですけど、でも彼にはまるでそんなそぶりがありません。ただ己の道を突き進むのみ。すごい。これが愛の力なのか、いやどう考えてもアウトなんですけど、でもこの前向きさは一周回って清々しいです。なんだか応援したくなるというか(感覚が麻痺しつつある)。  とまあ、その辺もいろいろ諸々含めて、すべてが収束する物語の幕引き。一体どういう結末が待ち受けているのかは、ぜひその目で直接確認してみてください。  淡々とした語り口の冷静さと、やっていることの暴走具合のギャップが楽しい、勢いのある青春恋愛犯罪劇でした。

5.0
0
和田島イサキ

指切りの契

猟奇的な暴力と得体の知れない色香の二重奏

 連続殺人事件の発生する町で、現場付近に座り込んでいた少女をなぜか拾ってきてしまった『僕』のお話。  重苦しい不気味さの光るホラー作品です。連続殺人、それも被害者の指を切断して残すという猟奇的な事件の発生する中、ふとした偶然から匿うことになった謎の少女。出会いは昨夜、事件現場付近で、しかもその服には血痕までついている。もはや事件に関連しているであろうことは間違いない彼女は、しかしどうしてか主人公を誘惑するかのような仕草を見せる——と、だいたいそんな冒頭から始まる、血なまぐささと蠱惑的な雰囲気の同居するお話でした。  事件の真相(という言い方がふさわしいかどうか微妙ですが)がなかなか難しいというか、何が事実でどこが錯誤かの境目に結構混沌とした部分があって、そこに潜む魔のようなものの濃密さが印象的です。恐るべきは人の中に巣食う魔か、それとも人ならざるもののそれか、いずれにせよそう簡単には割り切れない、どろりと後引くようなこの後味の悪さ。事件の詳細を伝える朝のワイドショー、その軽薄な空々しさとのギャップも含めて、湿度の高い不気味さを含んだ作品でした。  エロスとバイオレンス、ホラーとの親和性の高い二要素の、その絡み具合というか混ぜ込み方が好きです。

5.0
0
和田島イサキ

蝕む月

最初から最後まで、徹底して描かれなかった「私」

 ホームレスとしての生活を送る主人公が、他人の免許証を手に入れたことをきっかけに、逆転のためのひと勝負に打って出るお話。  しっとりとした手触りの、シリアスな現代ドラマです。あらすじからして上手いというか、綺麗に要約されているのにしっかり読みたくなるポイントが盛り込まれていて、その上でこのキャッチコピーというのがまた最高でした。ちゃんとあらすじとは違う仕事を担っている感じ。いきなり本文以外の枝葉について語ってますけど、でもこの辺は作品の顔にあたる部分というか、のっけから期待が高まった状態で読ませてくれるお話って本当に好きっていうか人間は顔が八割だと思います。  この先、思いっきりネタバレになりますがご容赦ください。物語の核心、きっと一番美味しいところに触れてしまっているのですが、でもそこが一番好きなので。  結末というか物語の帰着点というか、つまりは母の顔と月に象徴される部分なんですけど、その答えが本当に好きです。このお話は主人公が別人になりすまし、それは自分の利益のための行動とはいえ悪意をもって他者を騙そうというつもりではなく、むしろ誠実に接することで少しずつ認められていく物語なのですが。最終的に正体が明らかになってなお受け入れてもらえる、その理由がもう本当に最高でした。  彼の積み重ねた努力や誠実さは、もちろんまったく無意味ということはなくそれがあればこそというのはわかるんですけど、でも直接の要因では決してない、という点。ただ彼が善良でもうひとりがそうでなかったからと、そんな単純な話には終わらずもっと深くてどうしようもない、まるで切っても切れぬ縁のような何かに最初から支配されていた関係性。加えて、その上で下された母の決断。本当に自分の利益ための共犯関係。その嘘のなさと覚悟の深さに、ただただ痺れるばかりでした。  最後の一文。はっきり捨てられたばかりか、実は最初からずっと曖昧だった「私」の存在。もしかして彼は幸せを得るよりもまず、ただそれを失いたかったのではないかと、なんだかそんなことを思わせる強い幕引きでした。

5.0
0
和田島イサキ

最近の「いいね!」

小説家になろうファンタジー短編完結

魔法少女になるからわたしと契約してよ

法律ヤクザな魔法少女

オチにニヤッとするが、私もこんな魔法少女はイヤだ。 短編小説に定評のある燦々SUN氏の作品で、安定した文章と構成は安心して読める。 「わたし、魔法少女コントラクターまりん! 父は弁護士母は詐欺師。愛読書は六法全書! 今日も、無法地帯出身の蛮族達に契約の恐ろしさを教えちゃうゾ☆」(本文より引用)

小説家になろうファンタジー連載:53話

バズれアリス

ファンタジー×現代×配信で希望を見出すお話!

ネタ全振りのタイトルから想像のできない王道と熱さと恋のお話。あと13万文字とかなり見やすい。 なんやかんや王国から無実の罪で不毛の地へ旅へ出された勇者的な聖女が、不思議な鏡を見つけたら現代(コロナ下)の料理屋に繋がって……? さらに想われるほど強くなる能力は現代の配信稼業とぴったりで……? 鏡を挟んだ現代×ファンタジー異世界交流に、きっと希望が見つかるはず。 あとタイトルから想像つくことはだいたい回収してくれます。

カクヨムファンタジー連載:98話完結

林檎と甜橙、女奴隷とその主人

まだ転がり続けるの? 意外な展開でぐんぐん読まされる

異世界からきた、とある男性の面倒をみることになったレティクラタ。彼の世話のため女奴隷を買うことにした。  …という感じで始まるこの作品。導入部は男性との恋愛もの?と思っていたのですが、話は思わぬほうへ転がり続けます。最後まで!  長短にこだわらないエピソードの区切り方や、直接的な表現をすることなく関係の変化を匂わせる描写など。いろんな箇所に効いている技やシリアスとコメディの緩急も見事で飽きさせず、どんどん読めてしまいます。 本当に面白かった。  設定もしっかり練られているようで、この先のエピソードや登場人物たちの細かい背景まで気になってしまう魅力的なストーリー。  軽い読み口が好みの方、少し深めの考察が好きな方、どちらにも楽しめる作品です。ぜひいろんな方に読んでみてもらいたい。おすすめです!