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C-LOVERS

自らのコンプレックスと向き合い成長する6人の男女が織りなすショータイム

 この作品を読み始めた時の第一印象は「奇抜」の一言だった。  というのも、OPENING act を読むと分かるが、この作品が小説兼「舞台」に思えたからだ。私たち読者は、いわば「観客」ということになる。  臨場感あふれる冒頭に魅了され、読み進めていくと、登場する主な「役者」は6人の男女。  話が進むにつれて明かされていく彼らの境遇は、決して恵まれているとは言えないものだろう。そして、その境遇であるがゆえに抱えたコンプレックスは、とても根深いものだ。  時にそのコンプレックスは、同じような悩みを抱えた「観客」たちの心を揺さぶることもあるだろう。かく言う自分もそのひとりだった。克服するには、自分から踏み込んでいく勇気が必要……と、頭では分かっていても、実践するとなると簡単には出来ないものだ。  だからこそ、彼らにより共感することが出来たのかもしれない。  時間をかけながらも、彼らはそれぞれ、自らのコンプレックスに向き合い、克服しようとする。共通するのは「ひとりで」ではなく、「みんなで」向き合っていくこと。改めて人との繋がり、絆が大切だと思わされた作品だ。  次に彼らの舞台に魅了されるのは、そこにいる「あなた」かもしれない。  あなたが辛いと思った時、笑いたいと思った時……舞台の「観客」として、客席に足を運んでみてはいかがだろうか?

5.0
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櫻井 理人

Junk dog blues

大好きな小説に出会えた幸運に感謝

誰しも『読みたい』作品というものがあると思います。なかにはそれが見つからなくて、無ければ自分で書いちゃうという方もいらっしゃるようですね。 私にとってこの作品は「読みたいものはどこかに必ず存在する」と確信させられた、私の性癖をぐっさぐさに刺しまくり、『大好き』がぎゅうぎゅうに詰められた小説でした。出会えたことに感謝しかない。本当に。 物語は主人公タイラを中心として、彼と一緒に暮らす6人の仲間たちとの日常を描いたものとなっています。と言っても、少しだけ破天荒な人生を送ってきた彼らの日常。物騒な出来事に遭遇したり、過去からの因縁に巻き込まれたり巻き込んだりといった、穏やかなものとは少々かけ離れたものとなっています。 この作品の魅力はなんと言っても、仲間たち全員のそれぞれの辛い過去やそこからの成長の深い掘り下げにあります。このエピソードががっつり描かれていることで、彼ら全員を大好きになってしまって感情の入り方が半端なかったです。こんなに登場人物みんな好きと思える小説に出会えることはなかなか無いかも……。 と言いつつ、そんな中でもお気に入りはユウキとミユちゃんのちびっ子コンビ。小さな彼らでさえ大きな傷を抱えて、そしてそれを乗り越えるべくもがいて頑張っていくのです。ほんと好きすぎる。泣ける。 読み口は紙の本に近いので、じっくり腰を据えて読める方向けかもしれません。しかし情景・心情がしっかり描かれ、かつ難しすぎない文章なのでするすると読めると思います。こちらの作者さんの文章は、とても心地良く読めることもお気に入りの理由の一つです。 もっとたくさんの方に読んでもらいたいし、読んで絶対に損のない作品です。本当におすすめ。ぜひご一読を!

5.0
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tomo

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親の歪んだ教育方針により世俗に疎くすれていないヒロインのため色々とおぼこいが、助けてもらった先の家で色々と教わり、『自分』を出せるようになっていく変わりようが良かった。こういう、若干テンションのおかしいヒロインは好き。 ヒーローも少々珍しいタイプで好ましかった。 さくさくとテンポ良く話が進むため、じれじれな恋愛ではあるがイラつくほどの長さではなくニマニマと過程を楽しめた。悪党が断罪されているのもよき。 軽めですっきりと読了できる作品だった。

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下町で元気に給仕に励む母子家庭の子メイジーは、サバサバした赤毛美人。だがある日突然、下町を謎の高級馬車が走り去った後、家の部屋は血だらけで、もぬけのから。どうも母は攫われたらしい?メイジーは誓う。絶対許さない!下町の隣人たちの諫言をお供に、ちょっぴりニワト…たんじゅ…激怒したメイジーはノンストップで暴走を始める。貴族にツテ?下町にあるわけないじゃ無い!そんな時は呪いがマストって聞いたわ!材料を取りに行くわよ!← これは、たいがい拳で解決しようとする(注・うら若き女性です)メイジーをひょんな事で知り合った美麗な兄と妹が必死に止める?物語。 竹を割りまくってもうスパーン!スパーン!言ってそうなメイジーが爽快。 悩んでる事が小さくかんじる…よしがんばろ!と思わせてくれる、ストレスが飛んでいく小説です。2024年3月中旬の更新ここ数話で、お母さまと再会した今が読み始めるチャンス!