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ジャンル:ファンタジー

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おばけ居酒屋の裏メニュー

思い出の味を出す居酒屋とそこに集う人々の物語。心が揺らいで動く。

 短編だったものをオムニバス的に再構成した作品。そのため一話ごとに読み切り感覚で楽しむ事ができますし、二代目店主に関わる物語が大きな話の筋として流れていくため、この本筋を追えばしっかり1本の長編を読んだ満足感。  飯テロ要素も満載です。  おばけ居酒屋と噂されるのはその見た目からだろうけど、実際に幽霊や妖怪たちも集まっている、とある町の小さなオンボロ居酒屋が舞台。  妖怪たちの力のみなもとは、人の感情の起伏のエネルギー。哀しみや喜びのほか、驚いたり怖がったりすることも糧になる様子。居酒屋には人の悲喜こもごもが集うから、妖たちもそれに惹かれているのかと思いきや、ここに来る彼らの目当ては、美味しいおでんとお客が欲する【思い出の味】。  思い出になるぐらいだから、本来ならもう食べられないはずのそれ。  この思い出の味にまつわるエピソードとそれにまつわる人々、そして店の常連たちの物語が絡みあい、複雑で沁みる話になっています。  美味しさだけではない感動に、心を揺さぶられてみませんか。

5.0
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MACK

付与って最強だと思いませんか? ~悪魔と呼ばれて処刑されたら原初の悪魔に転生しました。とりあえず、理想の国を創るついでに復讐しようと思います!~

冤罪で処刑された少女が悪魔に転生し復讐していく物語

婚約者が邪魔になった王太子と国の思惑により、ヒロインはあらゆる方法で拷問され続け大切に思う人は皆殺しにされる。処刑の瞬間に復讐してやると叫んだ強い願いは叶えられ、悪魔として転生したヒロインは自らの力を鍛え仲間を増やし、自分を陥れた国や人間たちに復讐していく。 最初から最後まで一貫してきちんと『復讐していく』展開が良かった。 ヒロインのみならず、周りを固めるヒロインラブな従者たちもチートすぎるので、ざまぁが蹂躙殲滅寄りになっている容赦のなさも好ましかった。 ただ復讐以外の箇所、特にヒロインと従者たちのほのぼの部分等が同じ事の繰り返しでくどいというか冗長すぎるというか、かなり目が滑ったので斜め読みでさくさくと飛ばさせてもらった。 恋愛も唐突に入れ込まれた感じで、「え? 組み合わせそこ?! いつからそんな感情抱いてたの?!」と驚いた。カップリングとしては好きなので、もう少しきちんと彼から彼女に向ける感情の移り変わりが描写されていればな、と思った。 ヒロインが邪神呼ばわりする存在も、最初からずっとヒロインを気にかけてめちゃくちゃ頻繁に声をかけまくる必要はあったのかな? と。邪神との会話はメタ的要素として楽しむ部分なんだろうなとは思えたが、正直この辺りも目が滑った。 デジャヴ感があるのは否めないし、俺tueeeチート全開で神様が絡む壮大系でもあるので読む人を選びそうではあるが、さくさくと展開が進んでイラつくことなく最後まで読み終えられたので、お約束的なものが好きな人には良いかもしれない。

3.0
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亜夜

異世界人はこの世界を愛してるⅢ

特別な力を得るには。一人の少女の奮闘から、きっとあなたも励まされる。

こちらはシリーズ作品の3作目となる物語で、前作を読まずとも楽しめる作品となっています。 ですが、1と2も読まれたらもっと楽しめることは間違いない作品です。 このシリーズを通して、突如魔法が存在する世界へ来てしまった異世界人達は様々な事情を抱え、様々な考えの元に行動をしていきます。 3作目の主人公は異世界からやってきたミシャという元気いっぱいな女の子です。 この女の子がとにかく可愛い。最初はまるで男の子さながらの姿で登場し、周囲を慌ただしく巻き込みながら話が進んでいきます。 ミシャという一人の人間が大人の一人として成長していく物語となっていて、この女の子を支えようとする男性陣がとにかくかっこいい。 恋愛もあり、最後まで誰とくっつくのかな?うふふ、という形でも楽しめます(笑) そして、読み進んでいくと、「なんと!!」と声を上げたくなるような衝撃が各所であり、伏線も随所で貼られていたことに気が付き、こういうことだったのか!とラストで色んな事が発覚し、「えええ!!」となってしまいます。 ミシャという少女の成長を通して、力を得るということはどういうことなのか、才能を得るということはどういうことなのかを感じ取る事が出来、とても勉強になり、励まされました。 何かに一生懸命取り組んでいる方や、打ち込んでおられる方などにもぜひ読んでいただきたい物語です。 きっと励まされ、苦しい時もまた前を向ける、そんな作品です。

5.0
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凛々サイ

嘆きの亡霊は引退したい 〜最弱ハンターは英雄の夢を見る〜【Web版】

ストレスフリーな勘違いコメディ

何も考えずに読める、なろう系コメディ小説の一作。 ライトノベル好きならスラスラ読めるテンポのいい文章で、作風にも槻影風とでもいうべきか作者個人のオリジナリティがある。多作な方だが、どの作品を読んでも「ああ、あの人が書いたのか」と分かる感じ。ただその分キャラクターや展開が全て似通っていて、特に主人公が大体同じタイプで、有能(?)な無気力系ばかりな印象。その代わり一定以上の面白さは担保されているので、安心して読める作家さんだと思う。 「嘆きの亡霊」は長期連載中の作品で、最初の1章2章あたりは特にテンポもよくて面白い。 ハンターなら誰もが一目置くパーティー「嘆きの亡霊」のリーダーで、知らぬ者のない二つ名持ちでありながら謎多きハンターである主人公が、実は最弱ハンターで「引退したい」が口癖…という勘違いコメディ。 主人公がテキトー言ったことが意味深にとられて最終的に全ての出来事が主人公の掌の上で転がされていたみたいに受け取られ全知全能扱いされて、1人意味の分かっていない主人公は「うんうん、そうだね」とテキトーに相槌をうつ…といったストーリー。主人公のパーティーメンバーもなかなか登場せず、チラチラと匂わせだけされて先の展開への布石としているのも上手い。 ただ章が進むにつれてテンポが悪く話がなかなか進まないので冗長さがキツくなってくる。しかも話の畳み方が無理矢理に過ぎる。特に伏線を敷いて回収するということもなく、問題を全て解決する人や物や現象が現れて丸く収まり、それらは全て主人公の掌の上だったと周囲が勘違いするという「デウス・エクス・マキナ」状態。勘違いコメディなら伏線や布石を敷いてピタゴラスイッチ的に展開が繋がっていかないと面白くない。問題が解決してもカタルシスが得られず、「あの話読み飛ばしても大丈夫じゃん」と気付くと中弛みを感じて疲れてしまった。 書籍化漫画化しているのでそれに合わせて文字数や展開を調整しているのかもしれないが、引き延ばし感が強いので連載を追いかけるとしんどいと思う。貯めて読むとか、何も考えずにサラサラっと読む分には面白いと思う。

3.0
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shovel

亡びの国の征服者~魔王は世界を征服するようです~

魔法のないファンタジー英雄譚

異世界転生もの。 事故で死んだ主人公が転生した世界で知識チートして乱世を切り開いていく英雄物語。 プロローグにあたる主人公が死んだ日の描写が、なろうに溢れかえる転生ものとは違ってワクワクさせられる。世にも奇妙な物語のようなミステリアスな展開が先を期待させてくれる。最初の1話で面白い小説だと思わせてくれるところがすごい。 転生してからは知識チートを使いこなして金を稼いだり、周囲に一目置かれる騎士として成長していく。その過程が非常に高い文章力、構成力でテンポよく書かれていき、クスッと笑えるユーモアも挟みつつ、主人公のカリスマ性を発揮する胸熱な展開も散りばめられて非常に面白い。 主人公は騎士家の嫡男(戦国大名の跡取りみたいなもの)として育ち、騎士学校で仲間を得て、大国からの侵略戦争に立ち向かうというストーリーなのだが、親しい友人や仲間がほぼ女性。男社会の家系の跡取りで、99%男しかいない騎士学校にずっと通っているのに、男の友人や仲間がほとんどいない。戦争パートで少し増やしたけど、主要人物は美女ばかりで興醒めする。人間関係がほぼギャルゲなので、いっそ開き直ってハーレムものにした方がよかったと思う。 転生前も後も一夫一妻の世界なので、主人公は一人のヒロインとくっついてからは「浮気はしない」と公言しているが、他のヒロインに贈り物したり「お前が必要だ」とか「特別だ」とか「大切だ」とか言ってキープしていて心の浮気はしまくっているし、ヒロインの方も皆が「独り占めしたいけど他の人と寝てもかまわない」と都合のいいことを言う。「英雄、色を好む」に倣って堂々としておけばいいのに、この方面がとにかくダサくてキャラの良さを半減させているので、皆好きなら皆好き、一途なら一途を突き通して欲しかった。 恋愛関係を抜きにしたら純粋に面白い小説です。1章で綺麗にまとまっているので、自分の好みには合わなくて辛口評価だけど、他人には面白いよと自信をもってオススメできる作品。

3.5
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shovel

最近の「いいね!」

小説家になろう恋愛書籍化コミカライズ連載:67話

ガリ勉地味萌え令嬢は、俺様王子などお呼びでない

人は見た目じゃない

第一部は俺様王子編。 傲慢俺様なイケメン王子が『良い』と思えるのは、ヒロインが王子のことを好きになることが前提かつ、ヒロインとのふれあいで傲慢で俺様なだけではない王子の奥底にある良さ等が見えてくるからであって。 ヒロインに好きな人がいて王子のことはこれっぽっちも好きではない場合、権力と自身の魔法の力に物を言わせて人の話を聞こうともせず迫ってくるような俺様っプリは、『キュン』とするどころか『ただただ壮絶に面倒くさい』としか思えないんだな……と乙女ゲーマーとして目から鱗が落ちる思いがした。この手のタイプは乙女ゲではわりとメイン攻略対象として存在するので……前提と視点が違うとここまで意味合いが変わってくるのか……と。 王子の言動と彼自身が迷惑でしかないヒロインと、王子に憧れているヒロインの友人との会話での分かりやすい見え方の違いにめちゃめちゃ納得した。 第二部は俺様王子の弟の腹黒王子編。 第一部は学園内でことが収まっていたけれど、第二部はガッツリ王家が絡んできてヤバさが一段とアップ。 人の話を聞かない第一王子の次は、やはり人の話を聞かない第二王子に王妃と、この国の行く末が非常に不安になる。 が、番外編で第三王子が登場し、なんとかなるのではないかと一息つける。 物語全体を通して会話のテンポがよいので読み進めやすく、最初から最後まで一気に楽しく読めた。 いつも全力で好きを押し出すシャリーナと、困惑しながらも段々惹かれていくリオルの二人が可愛い、物凄く可愛い。 見た目は地味なガリ勉少年で、しかも魔法が使えないという欠点があるけれど、シャリーナの為に己が頭脳と持てる力を全力で使って戦うリオルは本当にカッコイイ。

小説家になろう恋愛連載:30話完結

薬師の魔女ですが、なぜか副業で離婚代行しています

恋愛ジャンルになっているが、他者の恋愛に絡んだことを仕事としている物語でヒーローとヒロインの間に恋愛は始まっていない(今後もしかしたら始まるかもしれない? というような匂わせ雰囲気で終わっている)ので、ジャンルタグつけが間違ってる訳ではないが求めていたものとは違う……という複雑な読了感だった。 物語自体はさくさくとテンポよく読めて悪くなかったので、恋愛ではなくファンタジータグであれば気持ちすっきり終えられたのになあ……と思った。

小説家になろう恋愛連載:154話

絶対呪ってやるからな!【番外編更新中】

暴走沸騰系女子・メイジーによる!拳で☆母を探して。 第一の手段候補は呪いのモトを手に入れる事から

下町で元気に給仕に励む母子家庭の子メイジーは、サバサバした赤毛美人。だがある日突然、下町を謎の高級馬車が走り去った後、家の部屋は血だらけで、もぬけのから。どうも母は攫われたらしい?メイジーは誓う。絶対許さない!下町の隣人たちの諫言をお供に、ちょっぴりニワト…たんじゅ…激怒したメイジーはノンストップで暴走を始める。貴族にツテ?下町にあるわけないじゃ無い!そんな時は呪いがマストって聞いたわ!材料を取りに行くわよ!← これは、たいがい拳で解決しようとする(注・うら若き女性です)メイジーをひょんな事で知り合った美麗な兄と妹が必死に止める?物語。 竹を割りまくってもうスパーン!スパーン!言ってそうなメイジーが爽快。 悩んでる事が小さくかんじる…よしがんばろ!と思わせてくれる、ストレスが飛んでいく小説です。2024年3月中旬の更新ここ数話で、お母さまと再会した今が読み始めるチャンス!