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ジャンル:Sf

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その祈りは獣に捧ぐ

硬派なロボ物SF! 命の価値を問え

 ”命”を生産できる科学力。まるで工業製品のように生み出されて行く彼ら。「槍持ち」と「巫女」は、まさに使い捨ての消耗品。  都市を一歩出るとそこは瓦礫と荒涼の大地。ケモノという、襲い来る脅威から「人間」を護るため、槍持ちと巫女は今日も命を散らす。  槍持ちがケモノに槍を立て、巫女がそれに祈りを届けてやっと、ケモノを倒す事が出来るから、常に前線に立つのは彼らだった。  火薬を使う重火器は貴重品で、作られた生命体は安い。現代の倫理観からは相容れない重い設定の中、主人公ユウスケは槍持ちであるという。  当然彼も、死地に飛び出して行く。そして訪れる全滅の危機に、護衛していた列車の中で運命の出会い。  不良品の巫女リホ、そして機人……!  機人に導かれるように乗り込み、ケモノを蹴散らしていく無双のバトル。  それをきっかけにユウスケは大きく運命を流転。この流れが本当に熱い!  ケモノとはいったい何なのかという謎、機人の運用を巡る人々の欲や思惑が錯綜し、仲間、家族、そして恋人という存在を得て、作られたはずの命は輝きを増す。  重い世界観の中にいくつもの愛を織り込み、人間の愚かさと命の価値を問う、熱いロボット物が世みたい方におすすめしたい。

5.0
1
MACK

星の彼方 絆の果て

これはまだ始まりに過ぎない

前置き:この物語は群像劇である。 レビューを書くにあたり、第一部の主人公を便宜上主人公と記載しています。 第二部 魔女 ~星暦六九九年~ 第一章 覚醒 第一話 祖霊祭(3)まで読了時点でのレビューです。 【物語は】 ある二人の会話から展開されていく。今までどのようなルートを経て、現在地に辿り着いたのか。ここまでにかかった期間など。ここでは男女の会話に対する期待の違いや、差が見えて面白い。(多様性はあるとは思うが) 彼らの目的地はスタージアという惑星。主人公にとっては、長年憧れの場所だったようだ。彼は研修生という立場であり、幼馴染みたちと共に博物院にて講義をうけることになる。読者も彼ら同様、講義などで学ぶように世界観を理解していくことになるだろう。 【補足:作品の理解度をあげるために、個人的に調べた内容】 *ジャンルの説明について 『スペースオペラ』とは、宇宙を舞台にした冒険活劇である。 個人的な冒険ばかりでなく、戦争のような大規模なものも含む。 現在ではやや解釈を広げて、宇宙を舞台とするSFのうち、科学考証よりも娯楽性を優先した作品を指す。(ピクシブ百科事典調べ、引用) 『冒険活劇』とは、主人公の冒険を主題として全体を活劇仕立てにした物語であり、主にアクションを含む。(wiki調べ・引用) 【主人公について】 主人公は、この地で学ぶことを楽しみにしていた研修生。というのも、惑星スタージアは人類の始まりの地であり、原始の民が降り立った星でもあるからだ。主人公はここでなら、自分の知りたかったことを知ることや、学ぶことが出来ると思っていた。ところが実際、蓋を開けてみたら知りたかったことを講義で学ぶことが出来ず落胆してしまう。しかし、それにはちゃんとした理由があったのだ。 現実にも古代の文明の中には、解明されていないものは存在する。どうやって栄えたのか、どうやって作り上げたのか、未だ謎に包まれているものもある。そういったことを踏まえても、現在の技術では解明できない高度な文明が、この物語の中でも存在することは不思議ではない。 この物語の世界の中では、スタージアにおいて”現在の技術では、到底なし得ない”とされているものが存在する。だからこそミステリアスに感じ、知りたいという欲求を刺激するのだろう。読者が主人公と共に、好奇心を刺激される物語だといえよう。 【主人公に影響を与えるもの】 まず彼のターニングポイントについて。それは”繋がる”ということにある。第一部は序章に過ぎず、世界観を理解するためのものだ。第一部を読み終えて感じるのは、これは友人と自分が道を違えるまでの経緯と発端であるということ。そしてその中で物語にとって重要な”N2B細胞”、”スタージアン、”オーグ”とは何かということが明かされていくのだ。 ここで主人公を含む四人はそれぞれ考え方が違い、この三つのワードに関しても向き合い方と目的が違っていた。しかし、ある日を境に関係も向き合い方も変わっていく。特に主人公の友人である女性二人は、一見違うように見えて目的が同じあることが分かる。 道を違えた友人は、元は主人公と同じ道を進もうと考えていたはずである。しかし、あることをきっかけにし、即決した主人公に対し友人は期間を置くという選択をする。何故のう選択したのか、第一部のラストに真意が明らかになる。 【第一部は序章に過ぎない】 主人公の目的が分かると、この第一部についての印象はガラリと変わる。 心理などが丁寧に描かれているものの、彼の真意が分かるわけではないということである。それが明確になるのは、道を違えた相手の言葉によってである。 第一部は三つのワードの意味とその真実、主人公の目的が明かされているに過ぎない。つまり物語は第二部からが本編なのではないかと感じた。 【物語の見どころ】 一番の見どころは、作り込まれた世界観だ。その世界観を伝えるために工夫がなされているように感じる。主人公は学生であり、学ぶためにこの地に降り立つ。読者は主人公と供に、講義や展示場などから学び、世界観に触れ、理解していくことになる。 第一部では、主人公がこの地でどんな経験をし、どう決断をしたのか? その為に何をし、何を失ったのかが語られていく。しかしそれは物語においては序章に過ぎない。第一部の存在の意味を深く知るためには、第二部から語られていくであろう、物語を読み進める必要があるのではないかと感じた。実際に二部を少し読み進め、別の視点で語られていくことを確認。 この物語は群像。群像劇には色んなスタイルがあるが、この物語での主人公は登場人物ではなく”スタージアン”、もしくは星そのものなのではないだろうか? これはあくまでも個人の想像に過ぎないが。 あなたもお手に取られてみませんか? 主人公が魅了された、スタージアンの謎を一緒に解明してみませんか? 是非、読まれてみてくださいね。おすすめです。

5.0
0
crazy's7

三ツ星のスピカ【3月31日 消去予定】

一筋縄ではいかない少年少女、それぞれの価値観

 読書体験により他人の持つ自分とは違う価値観を知って、糧にしたり考えを深めたりできるものですが、この作品の主人公たちはその個性的な性格と考え方で新たな知見を与えてくれる存在です。  舞台はこの作者さんが描いた「奈落の神の福音」と同じオルカ市。未来の日本の海をゆく船上都市ですが、一作目の登場人物は出て来るものの直接的な関係はないので、読んでいればより楽しめるという感じなので、こちらから読まれても問題ないかと思います。こちらの作品の方が対象年齢は低めかも?  主人公はスピカという少女。死と隣合わせの砂漠地帯で、生きる事だけを目指した彼女と、天才的頭脳を持ちながらも役立たずの扱いを受けて来た少年、昴。二人がバディを組む形で市警の特殊技能官を目指す所から話は始まります。  学生という年齢的立場から学園での事件の解決に、二人はそれぞれの持つ能力を駆使し活用していきます。最初はちぐはぐだった関係も、お互いを相棒と認めあっていく過程も。    登場人物が個性的で、とにかく考え方が特殊。昴が一番常識人といった感じもしますが、スピカは死生観からして特殊なため、見ているこちらはドキドキ冷や冷やしっぱなし。  事件も癖のあるものばかりで、バディもの、警察物としても楽しめます。  彼らの活躍をぜひ堪能してください!

5.0
0
MACK

リビルドワールド

ざまぁ系として読むと面白い

復讐ものではないのだが。 スラムで暮らす主人公が、彼にだけ見える謎多き美女ナビゲーターと出会い成り上がっていく物語。 世界観やキャラクター造形がしっかり描かれていて全くブレない。戦闘描写も非常に詳細で展開も熱い。 主人公の性格も一貫していて、親しくなった相手でも心の底から信頼することはなく命を預けるのは相棒のナビゲーターだけ。しかしナビゲーター含め登場人物にはそれぞれ思惑があり底が見えない。 主人公視点で見ると殺伐とした世界を必死に生き抜いているだけなのだが、それを取り巻く周囲の人間関係の様相は読者視点で見ると段々チートハーレムじみていく。 主人公が生まれ持った特殊能力は世界でも有数のチートであり、それを狙う巨大な権力から隠れたり。ハーレムパーティーを従えた正義厨イケメン勇者に誤解されて敵対したり。 有能な美女はみんな主人公側で、勇者をチヤホヤする奴らは無能に描かれているところがご都合主義だが、ざまぁ展開が好きなら期待していい。自分はそういうのをメインにしているとあらかじめ分かっている話を読むときはいいが、この作品ではそこが主軸ではないのにあまりにもご都合主義な展開になったのでうんざりした。 ただそれを差し引いても非常に面白い作品だと思う。

4.0
0
shovel

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