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毎朝、毎晩、夢を見る。

誰のための

 誰のための物語だったんだろう、と作者様が作品ページに書かれていましたが、本当にその通りだと思いました。  結婚ラッシュの年頃でダラダラと同棲していると、焦りがあるというのは経験したことがある人ない人で多分半々です。この微妙な距離感が肌で伝わってきました。  何故後ろめたい気持ちでいなきゃいけないんだろうか、というのを象徴している物がある。道具の使い方や仕草がとても鮮明で秀逸。さらっと読める文章かと言えば、心情が突き刺さるので、そういう意味ではさらっとしていないが、昨今の「サーっとなぞるだけで意味がわかる文章」の読み方をしていると、この良さには気付けない気がする。  短編なのだし、概要を一言で言ってしまえば「結婚ラッシュの女の悩み」なのかもしれない。それでも、1万文字程あるのは何も無駄な文ではない、まぁ、とても機密に書かれているのだ。しかし、くどくない。  空白の中のサブリミナルもとてもわかりやすかった。だからよりグッと迫ってくる、目の前の事象に。  大変良作でした。凄い。☆5いきたいが、いやぁ胸に迫るな、SNSでいうところの「いいね押して良いのか?」感覚に至りました…。  良作、ありがとう。

4.0
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詩木燕二

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