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夜は定常的な流体

芸術的で、絵画を観ているような錯覚を起こす、天才的な短編集

短編なので感想をと思ったのだが。 不思議な世界観である。 とても巧くて読みやすいし、何が書いてあるのかもわかる。何について書いてあるのかもわかる。そして面白いのに、なんと表現したら良いのか分からない。レビューも感想も書けないのは初めてで、戸惑う。 作風とは指紋のようなモノで、意識しないと変えるのが難しいものだが、どれ一つとして同じものはなく、言うなればこの作品は”芸術”である。 まるで絵画を眺めているように鮮やかに物語の様子が浮かび、線香花火が落ちるように消えてゆく。それは、マッチ売りの少女がマッチを擦る様な儚さに似ている。そして、次を求めてしまうのだ。 つい夢中になってしまう物語である。 どれも好きではあるが、おまつり、海は特に鮮やかな色が浮かび上がるように思える。この短編集はとても文学的であり、作者は天才的だなと思った。 独創的であり、感性が素晴らしい。この作品は俺にとって、お気に入りの一作になった。もし、この作品に的確な感想を書ける人がいたならば、嫉妬してしまいそうなくらい、感想を述べるのが難しい。しかし、とても面白い作品なのは言うまでもない。 もし書籍化されたら絶対買いたい。 シュールレアリスムであり、エッセイのようなスタイルの小説。 日常に非日常がいつの間にか混ざってしまっているような、不思議な世界観が特徴。 プロ顔負けの唯一無二、独創性のある作品。 人によっては芸術。人によっては怖い。と感想は様々だと思う。 是非、あなたも読まれてみませんか? 不思議で、ユニークで、独創的な物語があなたを虜にするでしょう。 お奨めです。

5.0
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crazy's7

勇者に改心の一撃を!~僕の世界は異世界の勇者達に壊された~

彼らは果たして、平和を取り戻せるのだろうか?

【物語は】 平和な世界である夢を見る、主人公の日常から始まる。その夢を見る子供は稀であり、それは前世の記憶だと言われている。 そしてこの日も母との会話の後、主人公は平和な日々が続くことを願い過ごしていた。しかし、その願いは突然の来訪者によって打ち砕かれるのであった。 【この物語の魅力】 この物語では、ゲームとは何かという事を考えさせられた。そして例えゲームであっても、良識と常識は必要であること。暴力要素や残酷要素のあるゲームは年齢指定がなされている。しかし残酷描写がない為に、子供でも遊べるゲームには、常識や良識の欠いたものが存在するのも事実。本当にそれは悪影響がないのだろうか。 この作品には、問題提起として受け止めなければならない部分があるように感じられる。つまり、ゲームがゲームであることをちゃんと判断できますかということ。 これはネットでも起こりうること。ちゃんと画面の向こう側に、自分と同じ人間がいることを理解していますか。思い遣りを持って行動していますか、と。今一度、自分自身を見つめなおす、きっかけになる作品であると感じた。 この物語の中では、勇者がやりたい放題好き勝手やっている。それは現実とゲームの区別がつかないから。こういった人間は現実にも存在している。自分は無意識に、こんな人間になって居ないかと不安を感じてしまった。 【登場人物の魅力】 物語は子供ゆえの残酷さと、純粋さというものを描いている。自己のことしか考えられないのは子供。そして。純粋に何かを信じることが出来るの、もまた子供であると思う。同年代の二人が敵対関係になるのは、こうした相反する部分があったからではないかと、勝手に想像する。 主人公の少年は、悲しみ憎しみを抱えながらも、自分勝手に突っ走るようなことはない。それは仲間となる、周りの人間の影響もあるのではないだろうか。徐々に同じ想いを抱えた仲間が集まり、希望の為に戦っていく物語なのではないだろうか? ただ、はじめから強すぎる敵に対し、彼らに勝ち目があるのだろうか、という不安もある。もしかしたら1度や2度の戦いでは済まないのかも知れない。 あらすじからは、主人公の成長物語だとわかる。序盤では無力な主人公が、一体どのような成長を遂げるのだろうか。 【物語の見どころ】 この物語は、とても辛い物語だと思う。中には、あまりの理不尽さに目を背けたくなる人もいるかもしれない。だがそれは、この物語に込められたメッセージを読者に伝えるために必要なものだと感じる。 平和とは互いに共存したいと考えた時、成り立つのではないだろうか。そして、平和とは簡単に壊れてしまうものだからこそ、みんなで守っていかなければならないものなのではないか。 心優しく、家族想いな主人公は、これから一体どんな風に戦っていくのか。絶望の中にも仲間という光はある。彼らは果たして、この世界に平和を取り戻せるのだろうか? あなたも是非、お手に取られてみてくださいね。 自分自身と向き合ったり、深く考えさせられたりする物語だと感じました。 お奨めです。

5.0
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crazy's7

オークに転生! ~異世界で欲望の限りを尽くすはずが、何故か英雄と呼ばれる事になった物語ブウ~

転生で彼が手に入れたものとは?笑いと涙と、勇気。そして、心温まる物語

【物語は】 ある国のとある森。ある一人の少女に迫る巨体。彼女に危機が迫る……かと思いきや。危機的状況に陥っているのは一体どちらなのだろうか。 本編に入ると、何やら不穏な事態。主人公は追っ手から逃れつつ、こうなった経緯について回想している。それは運が悪いとしか言えない状況だった。 25年間自分自身の欲望を押さえつけた彼は、真面目ないい子を演じてきた。それがどうしてこうなったのか。いつか報われると信じていた彼は、悪戯によって希望さえ奪われるのであった。 コミカルに進んでいくので、とても面白い。理不尽さに対する心の叫び、真面目に今後の展開を想像し嘆くなど。真面目に生きてきた彼ならではである。 報われないまま、人生を終えることになってしまった主人公。この先、何が待ち受けているのだろうか? (普通は人生が終わったら終わりですが、続きます) 【登場人物の魅力】 生活環境の為、自分を殺さなければならなかった主人公は、聖人君主というわけではない。むしろ抑え過ぎた欲望のせいで、本当はむっつりという残念な点がある。しかしそれもまた人間らしさである。 真面目な部分があるからこそ、状況を冷静に分析し、他人を信用できない面もあるのではないだろうか。 主人公は言葉選びが秀逸。想像力も豊かで、考え方が面白い。ネタバレになってしまう為、一つも例をあげられないのが残念。主人公は、女神の話を聞き異世界に転生するという、一択しか道が残されていないことを知る。 ここで出てくる女神が強烈だ。この場面だけで一生分笑えるのではないかというくらい、ユーモアがあり笑いのセンスも光る。 【物語の魅力】 この物語は確かに面白い部分が多いが、心情にリアリティを持たせており、主人公が絶望する様も伺える。心理描写も情景描写も丁寧で、彼がゆっくりと新しい環境に順応していく姿が伺える。転生するまの段階では笑って見ていられたが、大自然の中で適応していこうとするさまは、応援したくなる。 現代社会からいきなりサバイバルな生活を強いられ、しかもモンスターのいる世界で生活をすることになってしまった主人公。その知識はゲームによるものも含まれており、モンスター側から世界はどう見えるのかについても語られている。立場が違えば、考え方もガラリと変わるのだ。 たった一人で異世界にモンスターとして転生され、はじめは不安や恐怖も感じていた主人公。そんな彼が、異世界生活を楽しむまでの経緯も丁寧に描かれており、夢中になってしまう。笑いだけではなく、生活そのものに面白味を感じる物語だ。 【この物語の見どころ】 抑圧されていた人間が、自由を謳歌していく。しかし、そうなるまでにはもちろん苦労もある。タイトルにある通り、欲望の限りを尽くすはずだった。彼は、欲望ではなく自由を謳歌していると感じる。今までなら、周りの目を気にした生活だったり、好きなものを食べることが出来なかったり。 確かに異世界の大自然の中では、好きなものを食べるというのは難しいかも知れない。だが物語が進むごとに、彼は順応し生き生きとしている。自分のしたいことも出来ず、我慢するのが当たり前だった日常が変わっていくのだ。それは決して楽ではないが、自分で学び手に入れていく。失敗もあるだろう。だが、楽しんでいるようにも見える。 この先、彼には英雄となる道が開けていくと思われる。 それは、どんな形で訪れるのだろうか? あなたもぜひ、お手に取られてみませんか? 真面目に生きてきた青年の第二の人生は、あなたにも考え方を変えるチャンスをくれるかもしれません。おススメですよ。

5.0
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crazy's7

白銀の狼 Ⅱ【続編】

紆余曲折だからこそ共感出来る。そんな人狼の彼女を描く、儚くも強い物語。

『白銀の狼』の続編となる本作。 人狼の世界で描かれる、狼に唯一なれないヒロイン、レティリエが主人公の切なくも儚い恋愛を主体とした物語です。 1作目では、そのレティの美しさから人間に捉えられ、レティの愛しき人狼グレイルとの大恋愛を主体に描く、涙なしでは語れない『人間 対 人狼』の物語でした。 それが今作では『人狼 対 人狼』となっており、同種族同士で争うという、狼社会という人間社会にはない価値観の中で色んな難題に直面するヒロインを描く、己との葛藤や愛する者への感情で渦巻き、揺れ動く物語となっています。 彼女は最愛の人狼、グレイルとの間に深く思い悩み、読んでいてとにかく胸を打たれます。 『狼社会』という一見私達が知らないような世界や価値観ですが、それが物語の中にすっと上手に溶け込んでおり、私達が普段暮らしいる『人間社会』という立場から見ても全く違和感がない程、共感する場面ばかりで、うんうん、と頷きながらいつの間にか主人公レティにかなりのめり込んでしまっています。 彼女がその難題を一つずつ乗り越えていく様がまるで自分のことのように感じ、一緒に成長して乗り越えて行けるような感覚になってしまうという魅力が、前作から続くこの物語の素晴らしいところの一つだなと思っています。 レティがグレイルや仲間を心から愛しているからこそ、感じる嫉妬、増々な劣等感、愛するが故に歯止めが効かなくなる様など、人と人との間に織り成される様々な気持ちが、すっと難なく胸に染み込んでいくように描写され、うるっと来てしまい、作者さまの素晴らしい執筆力に前作から毎話ごとに脱帽してしまいます。 そして毎話毎話瞬時に人を惹きつけるストーリー、魅力的な登場人物にいつも引き込まれ、物語の中に溶け込んでしまう、そんな素晴らしい物語です。 ぜひ1作目からこの儚くも強い物語を感じていただきたいな、と心から願います。

5.0
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凛々サイ

連合軍第13師団飛行部隊 ~四◯四分隊のツバメちゃん~

アツくて超個性的!爽快な軍人達が世界で戦う、ミリタリー感満載な戦争物語

謎のウイルスが蔓延する地球に似た世界で繰り広げられる新人類対旧人類の戦争を描く、異能人類が存在するミリタリー色満載な物語です。 雰囲気は、第2次世界大戦中の世界情勢を醸し出しています。 とにかくかっこいい。物語の流れもかっこいいし、登場人物もカッコよく、出てくる武器や機材も専門性がかなり強く、作者さまの知識量に度肝を抜かれ、戦争映画を見ているような気分になってしまいます。 そして出てくる人物、全てがアツい!!個性的!!歯止めがきかない方々ばかり!!最高です。方言が出てくるところもお気に入りです(笑) 皆それぞれに様々な過去や想いを抱えていて、戦いへ赴く姿に心が熱くなってしまします。 物語が進むにつれ、スカッとする言い回しや、それぞれの心情にくすっと笑えるところもあり、そしてほろっとする場面も。 軍人ならではの爽快さもあり、読んでいて気持ちがいいです!! 主に空中戦が多いのですが、作者さまの専門性からとにかく戦闘描写力もすごく、そこにそれぞれの人物の熱い心情も合わさり、戦争の悲惨さや想いが胸に突き刺さります。 ミリタリー好きにはもうたまらない物語となっています。 そして、ミリタリーに興味がない方でもこの魅力ある登場人物達にぜひ触れてもらいたいなと、すっごく願ってしまうそんな本作、ぜひ読んでみてください!!

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凛々サイ

倍希釈のコーヒー

コーヒーと恋愛は熱いときが最高である

 「コーヒーと恋愛は熱いときが最高である」これはドイツのことわざであったでしょうか。この物語のコーヒーは、熱いです。  ただし、薄い。  まずいコーヒーでも、全くコーヒーがないよりは良いと、どこかの映画監督も言ってたけども。  甘酸っぱい少年の青春の1ページに刻まれる、苦味たっぷりの出来事。準備室は彼の避難場所であったけど、場所そのものが少年を救っていたのではなく、実際に匿って癒していたのはそこの主である一人の教師。  コーヒーを小道具としてうまく扱っている物語で、何故コーヒーが薄かったのか、その理由に複雑な心情が絡んでいます。  大人と少年、男と男、教師と生徒という三重の壁がありながら、気さくで軽妙なやり取りで、なんとなく不思議な関係を培う二人。  濃い(普通の)コーヒーが出されるその時は、新たな関係に変わるとき。  幼馴染の少女を含め、三者三様の想いと考えが交錯し、ひとつの出来事に対し、それぞれの視点側でも描かれているので、全員の立場の気持ちがわかります。性別をあえて意識せずに、それぞれの立場とその行動の結果がどうなるか、という読み方をするのも良いかもです。  読後感が良く、軽快な筆致でさくさく読めるおすすめの一作。

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MACK

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【完結】セクハラ貴族にビンタしたら社交界を追放されたので、田舎で人生やり直します。~一方、そのころ王都では~

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俺がパーティーから追放したひよこ鑑定士が、SSSランクになって復讐しにくるらしい

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