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エブリスタ詩・童話・絵本連載:4話完結

雪のキツネ

 童話というジャンルなのかなと思います。    暖かい、中盤には「早くこの冬が終われば良いのに」と長い目で見る心境。  初めにきっと、「鶴の~」を思い浮かべるだろう。けれども先がある。  童話とは感想がシンプルになりがちですね。よかった、とか、暖かいな、だとか。  けして教訓や押し付けという影がない作品。真っ正面から読んでみて、きっと誰の感想も大差ないだろうと思います。その中で一歩踏み込み、人柄、欠片を拾ってみて欲しい。私は純粋に作者さんの作品が好きだ。

5.0
  • 作品更新日:2018/2/26
  • 投稿日:2021/8/17
エブリスタファンタジー短編完結

花と道化師

 1,000文字ちょいなのですぐ読めると思いますがさあ、ただの狂喜なのでしょうか?喜…では、喜劇なのでしょうか?  喉に根が張った、という表現が個人的に刺さりました。  淡々と静かにひっそりとそこにいる、ではなくもう侵食しているのかもしれない。先生お薬くださいと言うときととても似ている。受け付けないとかもうそういう問題じゃないんですよね、あれって…。  縛られた観念がないのが作者様のいいところだと思います。読む人に言いたい、さあ犯されてみろ、その活字現象に、と。

5.0
  • 作品更新日:2017/9/18
  • 投稿日:2021/10/8
アルファポリスその他短編完結非公開

りんご

 よく、「あの感触がどうしてもだめ」と言う人もいるが、私はどちらかと言えばりんごが入っていればなんでも良いんじゃないかと言うほどにりんごが好き。  春先に5つほど咲いて摘んで下に身を落として…とあれになるには手間がかかるそうだ。  確かに、齧るのに少し抵抗が出てくるようになったな。うさぎさん(ペンギンは知らなかった)、やっているうちに黄色くなる、それが実は丁度良いのかもしれないが、ずっと疑問だった、皮は食べないじゃないかと。  まだあげ染めし…とな、季語にしては変なセンスだ島崎藤村。本当は「甘酸っぱい」訳でもないのにな。ところで苺は一日36時間の勢いで大変なんだそう。

5.0
  • 作品更新日:2021/7/22
  • 投稿日:2021/7/22
エブリスタSF連載:4話完結

ポケットパラミシア

 おもしろいですね。  SFはけしてファンタジーだけでもない、それはロマンで、科学と絡めてある。これは定説なわけですが。  科学は確かに、小さなところから始まる、ポケットの中のビスケットはどうなるのかと。  登場人物が自然な喋り口調で会話しているので、そういうところからもリアリティがある。作品が生きていると感じることが出来ます。これは、液晶画面上の「言語」等ではない世界。地球は丸い、自分はけして平らに立っている訳ではないんだよな、と言う感覚になるお話です。  

5.0
  • 作品更新日:2019/8/9
  • 投稿日:2021/12/26
エブリスタ恋愛連載:4話完結

霞隠れ(かすみがくれ)

 ありふれた幸せや悲しいことが犇々と伝わってくる。  そして、噛み締める。あぁ、日常と、目を閉じて次の章に行くと、4章全て、冒頭で前章の雰囲気を一気に変えてくれています。 何気ないことは、本当に何気ないのだろうか、いや、確かにひとつひとつというのは普遍的で、そこに一人一人の感情が滑り込むから皆違う物語、人生がある。これは、作者の筆力を感じました。生き生きした作品。

5.0
  • 作品更新日:2019/3/13
  • 投稿日:2021/8/19
エブリスタコメディ連載:160話

三分で読めるお話

 概要にも書かれていますが「お暇なときにどうぞ」と。1ページ1000文字くらいのショートショートをちょいちょい更新している作品。です。  「大作にならない対策」なんてタイトル、良くないですか?そう、言葉遊び要素もあったりして、面白いです。あと単純に羨ましいですね、1000文字で綺麗にオチが作れるなんて!  感覚は落語に近いでしょうかね。どうぞサクッと!

5.0
  • 作品更新日:2024/4/17
  • 投稿日:2021/8/19
エブリスタヒューマンドラマ連載:16話完結

Untitled:名前の無い地図

 潮風は纏わり付くようなじとっとした雰囲気がある。それがなんなのか、まぁ「一塩」なのかもしれない。  二人の内へ想像力が書き立てられるのは、現物が引き立てているのかなぁ(ご飯とかコーヒーとか本当に美味しそうに書かれていた)これぞ木を隠すにはなんちゃらだよなと思わされる筆力でした。  塩の匂いとすっきりしたコーヒー。寝起きに読んだのですが(個人的でどうでもいい話でしたね)朝読、気付けばレビューを書こう!というくらい頭が冴えました。寄せては返す漣のような作品。

5.0
  • 作品更新日:2022/5/15
  • 投稿日:2021/10/15
エブリスタその他短編完結

本の神様コンシェルジュ

 手にひょいっと届くもの全てが不動であるわけではなく、形の変え方もまた違う。  物語は淡々としているのですが、サイトさんでも書きました、「オチがいい」。当時こうレビューに書いた際は、何故なのか上手く説明が出来なかった。  手離し方なのかもしれないと、いま思う。それは、読者もそう、物語の人物もそう。ひょいっと手を離す。だから目が覚める、現実に帰ってくるのだ。そして心に持ち帰り留めることが出来るのかもしれない。  野暮ったく語らず一言、頗る上手い。この文で是非映像を見て欲しい。

5.0
  • 作品更新日:2017/7/11
  • 投稿日:2021/8/15
エブリスタヒューマンドラマ短編完結

9月に鳴く蝉

 暖かい。お日様にあたっているからだろうか。  でも、切ないのが蝉なのです。夏の切ない風物詩のひとつですよね。  ゆっくりとくとくと…まるで止まりそうに感じるような日々がある。でも、「あぁ、動いていたんだ。生きているんだな」と感じる日々は誰にでもある。  大人になると、気付いたら春が終わっていて気付いたら夏が来ていていつの間にか秋か、あぁ、寒くなってきたな冬か。と、そのあっさりさにぼんやりとすることが増える。  そのぼんやりの中に入る音。俗に言うとサブリミナル効果で、そう、意外と人はぼんやりしているときの方が、風景を見ていたりするのです。だから、温かくも切ないのかもしれませんね。  青春の宝物をひとつ、掌にコロンと見つけられるようなお話。

5.0
  • 作品更新日:2018/9/5
  • 投稿日:2021/8/15
ノベルアップ+ノンフィクション短編完結

セミの話

私も昨日、家の窓に何かぶつかった音がしたけど怖くて確認できません(笑)絶対セミだと思うんだよね…。 楠木さんのフィクション作品を読むことがありますが、彼のエッセイを読むと少し「なるほど」が見つかりますよ。

5.0
  • 作品更新日:2021/7/18
  • 投稿日:2021/7/19