魔王がドМ女神に恋されたせいで、勇者に勝ってしまった世界において
最終更新:2016/6/16
作品紹介
―魔王― それは世界を支配しようとし、しかし叶わず、勇者に倒される存在。 ―勇者― 魔王を倒し、世界を救う存在。 ―女神― 勇者に力を与え、魔王を倒すよう導く存在。 それは典型的な魔王、勇者、女神のあり方。 人間が共通して持つ三人?のイメージ。 勇者が魔王を倒すことで世界に平和が訪れる。 「この使えない駄女神に罰をお与えください」 しかし、本性を現したドМ女神によって魔王の敗北は阻止された。 勇者は魔王を倒す事に失敗した。 が、それは魔王にとっても想定外の事態だった。 勇者に倒される事で、争いの愚かさを人間に知らしめ、世界を平和にする。 それが魔王と勇者の本当の目的だった。 (早く勇者に倒されなくては) 勇者に倒されるには、女神に勇者の本来の力を解放させるしかない魔王。 魔王にいじめられたいが為に魔王を救いたい女神。 女神に絶対の忠誠を誓いながらも、その遺志に背き、魔王を倒したい勇者。 三人と更に政府の思惑まで絡み合う中、果たして魔王は勇者に無事倒される事が出来るのだろうか―――
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