社交界で沼の魔女と呼ばれていた私、魔法留学して本当に沼の魔女になってみた。
最終更新:2022/10/1
作品紹介
私、メアリアは公爵家の一人娘だ。 陰気な性格から、社交界では沼の魔女と呼ばれている。読書が好きで、人と接するのが苦手な私は生まれる家を間違えたに違いない。 十四歳のある日、魔法留学の招待状が届く。 社交界から逃れたい一心でこれに飛びついた。 留学した先で、私は同じ趣味を持つ陰気な同志達と出会う。 バラ色の少しじめじめした私の学生生活がスタートした。 読書漬けの日々を送りながらも、魔法の腕は着実に上達。 入学から二年経った頃、母国が滅亡の危機にあると報せが届く。 すごく帰りたくなかったが、見過ごすこともできず、帰国を決断。 当時の私は知る由もなかった。 その決断が、私を大変な運命に導くことになろうとは。 この物語は、私の激動の数年間を綴った回顧録である。 (全4話)
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