偽聖女と呼ばれていましたが、時を操る力に目覚めて真の聖女になりました。お父さま、今さら聖女扱いしたってもう遅いです。わたしは執事と王都で工房を開くことにしましたので。
最終更新:2024/3/19
作品紹介
聖女として生まれたはずだった貴族の少女ルゥ。 ルゥは一族の象徴である大樹を枯らしたことで不吉な偽聖女として扱われていた。 縁談はいくつも破談になり、玉の輿を狙っていた父はルゥを役立たず呼ばわりする。屋敷のメイドたちからもルゥはばかにされていた。 人々から嫌われているルゥの唯一の味方は、執事の美青年レオンだけだった。レオンはやさしくて穏やかな青年で、ルゥを一途に慕っていた。 レオンは実はただの執事ではなかった。 彼の正体が明らかになるのと同時に、ルゥは聖女としての真の力に目覚める。
評価・レビュー
まだレビューはありません。