追放して没落した悪役たちが集まってパーティを結成したら〜【偽善者】【ド屑】【勘違い】たちによる最悪で最低なパーティを始めたつもりが、何故か国家最強と噂になり始めた。ざまぁですか?残念、俺たちの方が上〜
最終更新:2023/6/19
作品紹介
「オルター! お前はもう僕には勝てないんだよ! 僕を追放したことを一生後悔して、泥水すすってでも生きていきやがれ!」 「そ、そんな……俺は正しかったはずだ……」 オルターは一人の男を追放し、そして『ざまあ』された。オルターは自分が正しいと思っていた【偽善者】である。追放することによって、自分が運営するギルドは更に繁栄すると。しかし、待っていたのは追放した男からの復讐であった。 追放した男はチート能力に覚醒し、新たな仲間を得た。 対してオルターは経営していたギルドが破綻し、職員たちは出て行き、地位を失った。 「今の俺には、何もない」 辺境へと追いやられたオルターは、自分が死ぬのをただ待っていた。しかし、ある日二人の少女と出会う。 「あれあれぇ? あなた私を生々しい目で見てきたわよね? 罰金100ゴールド」 婚約済みの金持ちな貴族を『私は聖女だ』と騙して婚約を破棄させ、元婚約者を追放した。結果として真の聖女だと発覚した婚約者によって、成敗された【ド屑】――ユニエス。 「ふはははは! 世界最強の魔法使いの私の前では、女もお金も私の物なのですー!」 自分が最強だと勘違いして、未来の賢者である男を追放。そして、賢者となった男に実力差を示され、破滅した【勘違い】――ルナ。 そんな二人に、オルターは一つの提案をした。結局自分たちはゆっくりと死を待つだけなんだ。 だからせめて、【悪役】同士仲良くしようぜということで。 「俺たち、一緒にパーティを組まないか?」 【偽善者】に【ド屑】と【勘違い】。 最悪で最低なパーティを作ったはずが――何故か世界を揺るがす最強のパーティになってました。 再起した俺たちをもう一度潰すだって?『ざまあ』がしたい? 残念、俺たちの方が上。
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