魁国史后妃伝 ~その女、天地に仇を為す~
最終更新:2024/3/7
作品紹介
【憎しみに燃える悪女が権力を掴み国を傾ける中華復讐譚】 魁《かい》国には、外戚の禍を避けるために、皇太子の生母は必ず死を賜るという法がある。 その残酷な法により姉を殺された翠薇《すいび》は、姉の子が健やかに成長して名君になることを願っていた。けれど、後宮の権力争いにより、その子までもが暗殺されてしまう。 怒りと悲しみの中で、翠薇はすべてに復讐することを決意する。魁国の法、皇帝、後宮の女たち──そのすべてに。皇后の地位も国母の栄誉も、生きながらにして手に入れることによって、法に盲従した者たちをあざ笑うのだ、と。 手始めに、翠薇は姉に似た容姿を利用して皇帝を篭絡する。あるいは皇帝の寵愛を笠に着て、あるいは野心を持つ臣下と結んで。競争相手を追い詰め、邪魔者を排除する彼女は、やがて悪女と呼ばれるようになるが── カクヨムにも掲載しています。 全45話約14万字、完結まで毎日更新します。文字数は予約投稿分を含んでいます。
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