【完結】元婚約者としては誠に遺憾だが、王弟殿下には破滅していただく。~奴らにボロボロにされた元ヒロインは、私が責任をもって幸せにします~
最終更新:2024/5/10
作品紹介
乙女ゲームの世界に転生、辛くも悪役令嬢に勝利し、ゲームを攻略しきったヒロイン。 だがその先に待っていたのは、攻略対象たちの裏切り、煉獄のような日々であった。 元悪役令嬢・伯爵の娘ミモザを頼り、彼らを誅してもらって安寧を得た元ヒロイン・サクラ。 しかしサクラは、縁を読む占い師「ブロッサムの魔女」として皆伝を受けた翌日……〝縁の糸〟が見えなくなってしまう。 代わりに現れたのは、ミモザとサクラの小指を繋ぐ、赤い糸。 縁の糸が見えなければ、ブロッサムの占いはできない。 そのことに消沈しながらも、一方でミモザと結ばれる運命の予感に喜ぶサクラ。 しかし魔女は、重々しく告げる。 「よく聞きなさいサクラ、我が弟子よ。この糸が切れた時、あなたは死ぬのです」 縁の糸が見えなくなり、赤い糸だけになった原因は「サクラがミモザしか信じられなくなったから」。 ミモザは一計を案じ、サクラの信じる心を取り戻すために、彼女を連れて占いの仕事に向かう。 人と人、いくつもの事件を通し、それぞれの縁の形を見せられた元ヒロイン・サクラの選択は。 果たして。 ※短編「元婚約者としては誠に遺憾だが、王弟殿下には破滅していただく。」の続きを描いた長編です。 第1話として、改稿した短編部分を投稿いたします。 ※短話連作形式ですが、「8.魔女の縁」/「9.縁の魔女」までが本編です。
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