婚約者も声も奪われましたが隣国の王太子殿下に求婚されました
最終更新:2021/4/27
作品紹介
『フェリシー・エヴラールの歌声は天使の調べ』 自分で言うのもおこがましいですが、伯爵令嬢である私、フェリシー・エヴラールは、社交界でそう評される程に、美しい歌声の持ち主だと言われていました。 ですが、ある日の夜会で私は声を失いました。 「フェリシー・エヴラール!お前とは結婚出来ない、婚約は破棄だ!」 舞踏会で、婚約者のカジミール・ケクラン殿下に突き付けられた言葉。 婚約破棄に同意し、私はその場を離れようとしました。 「――待ってください、フェリシー嬢」 その時、思いもよらぬ方が私を呼び止めたのです。 ※こちらの作品は『アルファポリス』にも投稿しています
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