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@オノログ
作:砂詠 飛来
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最終更新:2017/11/8
「私は、二十年ものあいだ、あなたを愛したことはありません」
おお、いま↑表示されて気付きましだが恋愛ジャンルだったんですか。尚更良さに気付きました。おお、大分捩れているな。 確かにそうですね…恋愛ですが、作者の裏の意図が見えるような、という新しい感想がこんな形で出てくるとは。 最後一文でこちらが「はっ!」と突き放される系のお話なのですが、まずこの2000字あまりを読んでいる最中、誰が誰に話しかけているのか、と言うのがある。では、話しかけられている側に行けば「一体何を言われているのか」になる。ですが主人公一人称なので突き放されてしまうわけです。あくまで私たち読者は「事象の傍観者だ」と思わされますが、内容が衝撃的で、そういうタイプの「余韻の無さ」がある、ので、かなり中毒的なお話です。 それが、短い。さっと呼んで欲しい、多分しばらく読書から帰ってこれなくなります。
詩木燕二
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